2007年度の国内排出量(速報値)は前年度比2.3%増加の13億7100万トンとなり、過去最大。
京都議定書で日本は、2008―2012年度の5年間の平均排出量を1990年度から6%削減する目標を掲げている。
森林吸収対策などで実質的な削減目標は0.6%で済むものの、2007年度の排出量と比べれば9.3%の削減量が必要となり、目標達成は厳しい状況。 記事の全文
温暖化ガス 排出国ランキング
G8加盟国は2007年のドイツでのサミットで2050年までに温暖化ガスを全世界で少なくとも半減させるという目標を「真剣に検討する」ことに合意。
(世界資源研究所)
地球の気温
現在のペースで温室効果ガスが増え続けると2100年には平均気温が約2度上昇。
温暖化により海面が1m上昇すると日本の都市部が水没する恐れも。
各国の取り組み―日本
- 鳩山首相は温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年比で25%削減すると明言。ただし、主要国による目標の合意が前提との考えを示した。
- さらに途上国も温室効果ガスの削減に努める必要があると述べた上で、途上国向け支援に関する原則として「鳩山イニシアチブ」を提唱。
米国
- 2005年を基準年とした温暖化ガス排出量の削減目標
― 2020年までに17%前後 (1990年比では3%)
― 2025年までに30% (1990年比では18%)
― 2030年までに42% (1990年比では32%)
- 温暖化対策法案はまだ議会を通過していないため、オバマ政権の交渉能力は限られている。
下院は2020年までに2005年比で17%の削減を目標とする独自の法案を可決。
上院に提出されている法案は、20%の削減を目指しているが、依然として成立の見通しが立っていない。
欧州連合(EU)
- 2020年までに1990年比で20%削減を目指すが、国際合意を条件に削減幅を30%に拡大。
- 2050年までに1990年比で60-80%削減目標を設定。
- 2005年にEU域内排出量取引制度開始。
- 2020年までに再生可能エネルギーの利用率20%を目指す。
中国
- 2007年に二酸化炭素排出量で米国を抜き世界一になったとの調査結果も
- 歴史的な排出量は先進国に比べはるかに少ないとして、国別の排出総量規制には反対。
- GDP当たりの排出量は、世界最小の日本の11倍で、エネルギー効率の改善が課題。
インド
- 2005年時点で世界の温室効果ガス排出量は日本に次ぐが、一人当たりの排出量は日本の9分の1、中国と比べても4分の1。
- 先進国の排出削減責任を強く主張。