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「ロイター銘柄レポート」の見方・使い方

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(1)銘柄名および証券コード

すべての株式上場銘柄には、証券コード協議会により固有の4ケタの証券コード番号が付与されています。証券コード番号を覚えておくと、検索機能などを活用する際にとても便利です。

(2)企業の特色

「企業概況」(東洋経済新報社提供、後述)のなかから、当該の企業の特色を記したコメントだけを抽出しています。ここを読めばどんな会社なのか、一目でわかります。

(3)先週終値

当レポートは原則として毎週末に更新されますが、ここで表示されている株価は更新直前の金曜日の終値です。併せて年初来の株価騰落率と、先週終値時点のTOPIX(東証株価指数)も掲載しています。

(4)銘柄評価アイコン

2ページ目「比較分析」で表示されている4項目のうち、成長性・収益性・安定性の3項目でそれぞれ上位100社に入る銘柄には、該当する項目のアイコンが掲載されます。

(5)コンセンサスレーティング

当該の銘柄に対する証券アナリストによる投資判断の平均を数値化したものです。もとの数値は2ページ目をご参照ください。

(6)株価帯出来高

(7)株価チャートが表示する期間における株価水準別の出来高を示したもの。一般的に出来高の多い価格帯で株価の上昇や下落が止まることが多いとされており、この表をもとに株価のフシを確認することができます。

(7)株価チャート

株価の騰落を分かりやすくグラフ化したものが株価チャートです。本レポートでは最も一般的な「ローソク足」と呼ばれる株価チャートを採用し、ここでは週足と呼ばれる1週間の値動きを3年間分図示したチャートで長期的な株価動向が把握できます。 チャート右側に表示されている指標株価は、中長期的な指標である過去3決算期平均PERと今期予想1株益から算出しています。チャート上の赤い線は、この指標株価の水準を示しています。

(8)主な指標

株式に関連する基本的な数値が掲載されています。株価の「割安」「割高」を判断するうえで代表的な指標であるPER(株価収益率)などの指標はこの欄にも掲載してあります。予想数値は東洋経済による予想をもとに算出しています。配当利回りも同様です。ROE(自己資本当期利益率)は、東洋経済による予想の利益を直近の自己資本実績値や総資産実績値で除して算出しています。このように予想数値を活用するのは、株式投資を行うにあたっては、過去の実績よりも将来の予想に注目すべきという考え方によるものです。ただし、新規上場直後の会社などは実績値を算出の基礎として用いている場合があります。

(9)業績推移

上段は当該の企業が発表する前期実績と今期予想、東洋経済新報社による業績予想(通常は今期、来期の2期分)、さらに各証券会社のアナリストが立てた業績予想の中央値であるロイター コンセンサス業績予想(同)の3種類を掲載しています。これらを比較することにより、東洋経済の記者や証券会社のアナリストたちが、会社側が立てた計画と比べて実際の業績はどの程度乖離すると予想しているのか、知ることができます。 また各予想数値は随時更新され、前回予想に比べて上方修正された場合は背景色がピンク色に表示されます。予想が上方修正される場合、業績好調などの理由により、会社期初計画を上ブレする可能性が考えられます。一方、下方修正された場合は、背景色が青色に表示されます。 下段のグラフは最大7決算期分におよぶ業績推移およびPERの推移を盛り込んでいます。通常は5決算期分の業績実績数値およびPER実績値、ならびに2決算期分の業績予想数値および予想PERを掲載しています(予想は東洋経済のデータをもとに作成。新規上場企業など一部例外あり)。売上高、営業利益、当期利益といった基本的な数値を視覚的に把握することができます。

(10)四半期の業績

上段は直近2四半期の実績が表示されています。直近2四半期の業績を比較することで、当該企業の短期的なモメンタムを把握することができます。右側の円グラフは、会社計画に対する直近四半期までの売上高の達成率を表したものです。 また下段のグラフでは、直近3決算期における営業利益の推移を四半期別に表示しています。当該企業の業績がどの四半期に比重がかかる傾向にあるのか、また前期や2期前の同四半期に比べて業績が上回っているのか、下回っているのかといったことが、ひと目で把握できます。

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(1)スーパー業績診断

当レポートでは銘柄の同業種比較を通じ、その企業の成長性と収益性に関し、過去にどのように推移し、それは同業種比較でどのように位置づけられ、今後どのような推移をたどると予想されるか、システム的に業績診断をくだしています。ただしシステム的に業績診断をくだしている性質上、掲載されたコメントはあくまで同業種比較における目安であるため、財務数値などと併せてご参照ください。

(2)比較分析

当レポートでは全上場銘柄との比較を通じて、成長性、収益性、安定性、割安度の4分野における当該銘柄の位置づけを点数化しています。それぞれ算出の根拠となる指標は、3ページ目の「同業種比較」の中に掲載してあります。

(3)52週間TOPIX・業種相対比較

相対比較した株価推移を見るための株価チャートです。52週間すなわち約1年間ほど前の株価を100とした場合の当該銘柄、東証33業種、代表的な株価 指数のひとつであるTOPIX(東証株価指数)の推移を図示していますので、当該銘柄の騰落が業種や株価指数の騰落に対して相対的にはどのような動きと なっているのかを理解することができます。

(4)ロイター コンセンサスレーティング

レポート各ページの銘柄名直下に★印の数で示されているロイター コンセンサスレーティングの原数値です。棒グラフの右側に記載されている数値は「強気」から「弱気」までアナリストがそれぞれの判断を下している証券会社の社数です。 平均スコアはアナリストの判断を「強気」(5)から「弱気」(1)まで数値に換算して集計し、判断を下している証券会社の社数で除した平均値です。証券アナリストが付与するレーティングが「強気」から「弱気」までどのような人数で分布し、それが「6カ月前」「3カ月前」「1カ月前」「1週間前」そして「現在」という時系列においてどのように推移してきたかを把握することができます。 また左下にあるグラフは、当該銘柄が属するロイター オリジナル業種内におけるアナリスト判断の分布です。このグラフと比較することにより、同業界内における当該銘柄に対する判断の高さ(低さ)を調べることができます。(一部オリジナル業種が設定されていない銘柄があります。その場合、東証33業種分類を使用しております。)

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(1)同業種比較

当レポートでは独自の約120に及ぶキメ細かい業種分類(注1)を設定しており、ここでは同業種の企業のうち時価総額が近い最大4社と、同業種の平均数値を並べています。その ため一目で同業種比較ができます。

最上段は2ページ目(2)と同じ比較分析のチャートです。その下の段では直近の株価と年初来変化率、コンセンサスレーティングが表示されています。

中段では、今期予想の売上高・営業利益・経常利益・当期利益・配当利回り率・時価総額を比較しています(予想データは東洋経済予想)。各指標の下の段は、全上場銘柄と比較した際の順位と、その位置づけを表した点数が表示されています。

下段では、成長性・収益性・安定性・割安度の4分野が比較されています。各分野は3つの指標からなり、計12種類の指標を用いております。これら12種類の指標をもとに銘柄の位置づけを点数化し、図に表したものが最上段のチャートならびに2ページ目の(2)「比較分析」です。

最右列の業界平均とは通常、オリジナル業種分類を指しますが、一部オリジナル業種が設定されていない銘柄があります。その場合は東証33業種分類を使用しております。(注1)業種の数や種類は、企業の業態が変化するため随時変更されます。

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(1)四季報速報

東洋経済の記者が、注目度の高い銘柄について決算発表や業績予想修正のほか、企業分析に影響を及ぼすと思われる変化を注視し、随時最新のコメントや業績数値を供給しています。

(2)会社概要・連結事業のセグメント別売上比率・企業概況・株主構成

東洋経済『会社四季報』に掲載されているものと同一内容の文章が掲載されています。内容は事業概要などの特色、今期あるいは今来期の業績見通し、株式市場で関心が持たれている株価材料などに関する記事となっています。この部分は『会社四季報』が刊行される各年3・6・9・12月の中旬に更新されます。

「連結事業のセグメント別売上比率」は、東洋経済調べによる直近決算期における部門別売上構成比率を掲載しています。国内と海外の比率などを記載している場合もあります。

「株主構成」は、原則として< >内に付記された決算期末(中間決算を含む)における大株主10位を掲載しています。ただし決算期中の増・減資などにより大株主に大幅な変更があった場合は判明している範囲において最新の大株主について掲載する場合があります。また、外国人投資家や投資信託など株式市場の各プレーヤーがどれほどの持株比率であるかを把握することもできます。

業種版

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(1) 業界地図

縦軸に成長性、横軸に収益性をとり、同業界内の各銘柄の比較をひと目でご覧いただけるようになっています。成長性・収益性の分析は銘柄版レポート2ページ目(2)比較分析をもとに作成しております。

(2) おもな構成銘柄

当該のオリジナル業種に分類されている銘柄のうち、コンセンサスレーティングの上位10銘柄をリストアップしてあります。コンセンサスレーティングがない場合は時価総額の多い順に並べてあります。

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(1) 業界全体の業績推移

ここでは業界をひとつの会社に見立てて、銘柄版レポート1ページ目(9)業績推移同様、過去5期の推移と今期・来期の2期分の業績予想が掲載されてあります。売上高、営業利益、経常利益、当期利益は、当該業界を構成する銘柄すべての和です。決算発表日にずれがあるのでレポートの発行日によって数値にずれが生じる場合がありますが、業界全体のだいたいのモメンタム(勢い)を把握する上で有効でしょう。

(2) 比較ランキング

当該の業界を構成する全銘柄を比較対象としたランキングです。「1カ月株価変化率」「12カ月株価変化率」「時価総額」「予想売上高成長率」「予想PER」「予想ROE」の6項目があります。予想データは東洋経済新報社作成のデータをもとに作成しています。