June 19, 2019 / 6:50 AM / in 3 months

〔チャイナマネー〕中国の中小銀行、証取での資金調達を積極化

[上海 19日 ロイター] - 中国の中小銀行と証券会社は今週、証券取引所経由で債券を担保に短期資金を調達するレポ取引を積極化している。四半期末に当たる6月末に短期金融市場で資金需給が逼迫する傾向があるのに加え、最近浮上した銀行部門の信用リスクにかかわる問題も背景にある。

市場関係者によると、証取では資金調達コストが低く担保の要件も比較的緩いため、中小銀行が積極的に活用している。

証取では中小金融機関は引き続き担保を差し入れてレポ取引を行うことができるが、銀行間市場では、資金の出し手が取り手を以前よりも選別するようになったとみられる。

関係者によると、中国当局が内モンゴル自治区の地方銀行、包商銀行を公的管理下に置いたことを契機に、銀行間市場では担保の要件が厳しくなった。

上海在勤の債券ファンドマネジャーは「四半期末の銀行間市場の流動性だけが問題ではなく、構造的な対立がある。これが解決されれば金融状況は非常に緩和的になるだろう」と述べた。

証取のデータによると、上海証取経由の期間14日のレポ取引の売買高は17日に過去最高の2089億元(303億ドル)を記録。5月の月間売買高が3457億元だったことを考えると大きいが、銀行間市場でのレポ取引に比べると極めて小さい。

証取経由の期間14日レポ取引金利は17日に3.4%と、過去2週間の平均的な水準である2.7%前後から上昇。

銀行間市場の取引金利は17日に3.5%近くに上昇。ただ、市場関係者によると、ノンバンクを含める取引では金利は8%まで上昇した。この金利は前週、一時15%まで急騰した。

19日午前のノンバンクを含めた銀行間市場の取引金利は6%を付けたが、証取経由の取引金利は3.4%にとどまっている。

別の上海在勤の銀行筋は「多くの銀行はノンバンクに対し、国債あるいは国有企業が発行した譲渡性預金を担保に差し入れるよう求めており、格付けがAAAの社債が全て受け入れられるわけではない」と明かした。

広東省の国内銀行のトレーダーは、大半の銀行が問題なく四半期末を迎える一方で、一部のノンバンクは痛みを被ると予想。「(格付けが低い)『腐った』債券を保有する金融機関は今回の四半期末を生き延びることは決してできない」と断じた。

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