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〔マーケットアイ〕外為:ドル110円半ば、実需筋の売り買いが交錯
2017年3月28日 / 05:16 / 8ヶ月後

〔マーケットアイ〕外為:ドル110円半ば、実需筋の売り買いが交錯

[東京 28日 ロイター] -

<14:09> ドル110円半ば、実需筋の売り買いが交錯

ドルは110.57円付近。月末絡みのフローが輸入勢、輸出勢双方から出ているというが、現在は輸出勢のドル売り/円買いがやや優勢という。

市場では「日米経済対話の動向やフランス大統領選の結果を見守る必要がある」(国内金融機関)として、ドル/円の先々の上値の重さが意識されている。

オバマケア代替法案の撤回で揺らいだトランプ米政権の政策期待が回復し、米国の6月利上げ観測が高まることなどがなければ、積極的に上値を追う雰囲気にはならないとの指摘もあった。

<12:13> 正午のドルは110円後半、株高でもドル買い機運盛り上がらず

正午のドルは、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110.63/65円。

ドルは仲値前に向けて強含みとなり一時110.83円まで値を戻したが、その後は110.55円まで反落した。

前場の取引で、日経平均は前営業日比200円超高になったが、米長期金利の低下や、期末を控えた実需の売りフローなどに頭を押さえられ、伸び悩んだ。

麻生財務相は閣議後会見で、ドル/円が110円台と4カ月ぶり円高水準になっていることに関し、「為替の水準にはコメントしない」とした。

ただ、「トランプ氏という共和党内で不確実要素の高い人が大統領になった。いろんな動きが出てくるのは予想される範疇(はんちゅう)だと思っていた」と述べた。

同コメントに対し、為替市場は反応薄だった。

<11:50> ドル110円後半、トランプ氏「フェイク・プレジデント」命名も

ドルは110.63円付近。

仲値前に110.83円まで上昇したが、株高にもかかわらず、ドル買い機運は盛り上がらなかった。

トランプ氏は主要メディアの報道をフェイク(偽)・ニュースであると決めつけ、対立を先鋭化させていたが、政策の実行能力に疑問符が付き始めたトランプ米大統領に対してメディアの逆襲が始まったようだ。

ウォールストリート・ジャーナル紙は22日の社説で、トランプ氏が自身の支持率の低さを伝える世論調査の結果を「フェイク・ニュース」と呼んでいることについて、「トランプ氏が事実をより尊重しなければ、ほとんどの国民はトランプ氏を『フェイク・プレジデント』だと結論付けるかもしれない」とした。

フェイク・プレジデントとの呼び方は、米紙が最初ではなく、1月の大統領就任式が開かれる前、連邦議会議事堂に向かって抗議デモで「フェイク・プレジデント」とのプレートを掲げていたクリントン候補支持者がインタビューに応じている。

<10:35> ドル110円後半、仲値通過後にジリ安で米長期金利低下に足並み揃える

ドルは110.62円付近。

仲値公示までは堅調な地合いを保っていたが、仲値通過後に米10年国債利回りが低下したことなどを受けて、110.55円まで弱含んだ。

実需は、売りサイドも買いサイドも、焦って執行する場面ではない、とされるが、前日もきょうも東京市場では、輸出企業による散発的なドル売りが目立つとされ、ドルの上値を抑えている。

この日はイエレンFRB議長の講演が予定されている。

  前日は、米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁が、FRBが年内に4回の利上げを実施するためにはインフレがより力強く上昇する必要があるとし、そのための論拠は十分でないとの考えを示した。

エバンズ総裁は年内は3回の利上げが「妥当」としながらも、2回、もしくは4回も可能性としてはあり得ると述べた。

FRBがバランスシートの縮小に着手する時期について詳細は語らなかったものの、着手する時期に加え、どのようなペースで縮小していくべきか議論されていることを明らかにした。

また、医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の撤回を受け、米国の先行き不透明感が増したとの認識も示した。

エバンズ総裁の発言に、為替市場は反応薄だった。  

<09:52> ドル110円後半、トランプ大統領がクシュナー氏は連邦政府改革の司令塔に   

ドルは110.80円付近。

日経平均が前営業日比で200円を超える上げ幅となっているものの、米10年国債利回りは低下気味で、ドル/円の上昇力は弱い。

  トランプ米大統領は27日、娘婿で上級顧問のジャレッド・クシュナー氏を連邦政府改革の司令塔に任命する方針を発表する。ホワイトハウス関係者が確認した。

これに先立ち、米紙ワシントン・ポストは、クシュナー氏がホワイトハウスに新設される「アメリカ・イノベーション」の責任者に就くと報じた。同組織は実業界の事業アイデアを活用し、連邦政府の一部機能を民営化することなどを視野に入れる。

一方、ロシアのクリミア侵攻を受け欧米による制裁下にあるロシア開発対外経済銀行(VEB)は27日、同行幹部が昨年の米大統領選の期間中、トランプ大統領娘婿のクシュナー氏と会っていたと明らかにした。

クシュナー氏は、昨年12月に駐米ロシア大使と会ったことはすでに認めているが、新たにVEB幹部と接触した可能性が浮上した。

米大統領選へのロシアの関与について調査している米上院情報委員会は、クシュナー氏を含むトランプ氏の関係者らとの面会を申し入れており、クシュナー氏は同委員会で証言することに同意したという。

<09:26> ユーロ1.08ドル後半、トランプ氏の「他山の石」効果で政治的安定も

ユーロは1.0865ドル付近。

前日の取引で、ユーロは11月11日以来の高値1.0906ドルを付けた。

トランプ政権の政策執行能力に疑問符が付く中、欧州は、米国の政治的混乱を「他山の石」とし、「ああなったら困る、という意味で、保守中道的な思想が見直されているようだ。欧州のリスクは下がっていると見ていいだろう」(FX会社)という。

  フランス大統領選で支持率トップを付ける中道系独立候補のマクロン前経済相に対して26日、中道右派の議員9人が新たに支持を表明した。

各種世論調査では、マクロン氏が極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首を抑えて当選すると予想されているが、投票する候補者を絞り切れていない有権者も多いとされ、結果は現時点では不透明だ。

<08:55> ドル110円後半、麻生財務相「為替水準にコメントしない」

ドルは110.79円付近。

麻生財務相は、閣議後の会見で「為替水準についてコメントはしない」と述べた。

一方、石原経済再生担当相は、米国のオバマケア代替法案の撤回に伴う円高/株安について、「米国の政策についてはコメントしない」としつつも、「マーケット動向は注視していく」と述べた。

為替相場の反応は限定的。

前日の東京時間からロンドン時間にかけて、ドルは111.25円から110.11円まで下落し、「明らかに短期筋の円買い仕掛けが入った」(金融機関)とされるが、その後のニューヨーク市場では110.68円付近まで買い戻された。

目下は「円ロングも円ショートもたまっていない」(同)とされ、ドル/円のフットワークは軽いとみられる。きょう株価が上昇すれば、111円回復もあり得るとみられている。

<07:55> ドル110.60円付近、米報道官「税制改革法案8月期限を目指す」

ドルは110.60円付近。

前日海外市場の取引でドルは110.11円と11月18日以来の安値を付けたが、その後は110.68円まで反発した。

反発は、売られ過ぎの買い戻しという市場のテクニカルな反応に加え、米ホワイトハウスのスパイサー報道官の発言を受けて米国株が下げ幅を縮小したことが支援材料になったという。

ホワイトハウスは27日、税制改革法案について、議会と協議しながらトランプ政権が中心的な役割を果たす方針を示した。8月の期限を目指し取り組むとしている。

スパイサー報道官は、政権が税制改革を主導しつつ、「議会と共に取り組んでいく」と指摘。同法案はトランプ大統領にとって「優先度が極めて高い」と述べた。また、ムニューシン財務長官が税制改革のめどを8月としているものの、日程はどれだけ早く法案について合意できるかに左右されるとした。

市場では、「ムニューシン氏自身も8月の議会閉会までには間に合わないとの見方を示しており、楽観的な見方はできないのではないか」(外為アナリスト)との意見が出ていた。

<07:43> ドル110.00─111.20円の見通し、買い戻し一巡後もみあいか

ドル/円は110.66円付近、ユーロ/ドルは1.0861ドル付近、ユーロ/円は120.21円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が110.00―111.20円、ユーロ/ドルが1.0810─1.0910ドル、ユーロ/円が119.60―120.80円とみられている。

前日の海外市場では、トランプ政権が医療保険制度改革(オバマケア)代替法案を議会下院の採決直前に撤回したことで、同政権が税制改革やインフラ投資を実行できるかどうかについて懐疑的な見方が広がり、ドルは全面安となった。

ドルは11月18日以来の安値110.11円、ユーロは11月11日以来の高値1.0906ドル、ポンドは一時8週間ぶり高値1.2615ドルをそれぞれ付けた。

ドル指数は一時98.858まで下落し11月11日以来の安値をつけた。

ただ、ニューヨーク市場後場には、同政権が税制改革法案に早めに着手するとの楽観的な見方が広がり、米国株が下げ幅を縮小し、ドル/円も買い戻された。

「ドルは売られ過ぎの反動でニューヨークで110.68円まで値を戻した。ショートカバーは一巡したもようで、きょうの東京市場では110円半ばを中心とするもみあいとなりそうだ」(外為アナリスト)という。

また、期末の実需関連のフローにも注意が必要だという。前日も断続的な売りが輸出企業から出ており、この日も、輸出の売りが広がれば110円後半は重くなるとみられている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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