[東京 16日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「小陽線」、5日線維持 上昇基調に期待つなぐ 日経平均・日足は「小陽線」となった。終値は2万8028円30銭。5日移動平均 線(2万7938円32銭=16日)を終値で維持した。ローソク足の長い下ヒゲからは 買い意欲もうかがわれ、上昇基調の継続に期待をつなぐ。ただ、2万8000円付近での 足踏みの様相もあり、パラボリックの放物線が下方から接近してきていることには目配り が必要になりそうだ。 <15:05> 新興株はマザーズが4日続伸、米金利低下でグロース株物色 新興株式市場で、マザーズ総合は1.41%高の791.44ポイントと、4日続伸 した。東証グロース市場指数は前営業日比1.35%高の1004.91ポイントだった 。米長期金利の低下を受けて、グロース(成長)株が物色された。ロシアを巡る地政学リ スクが伝わったが「マザーズは内需銘柄が多く、影響は限られるのではないか」(国内証 券のストラテジスト)との見方も聞かれた。 フリーやウェルスナビが大幅高。GMO フィナンシャルゲート<4 051.T>も買われた。一方、メドレーやHENNGEは大幅安。そーせい グループは軟調だった。 <13:01> 日経平均はプラス転換、地政学リスクへの警戒に和らぎ 日経平均は、後場に入ってプラスを回復した。午前中はポーランドにロシア製のロケ ット弾が着弾したと伝わり警戒感が高り、マイナス圏での推移となっていた。 その後、バイデン米大統領が、米国と北大西洋条約機構(NATO)同盟国が調査し ているが、ロシアから発射されたミサイルが原因でない可能性を示す予備的情報があると 述べたことが伝わり警戒感が和らいだ。 ただ、プラスに転じた後は伸び悩んでいる。市場では「今後の展開は不透明との警戒 感が根強い上、米小売売上高の発表を控える中では手控えになりやすく、積極的に上値を 追うムードではない」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。 前引け時点に比べ、海運業が下げ幅を縮め、食料品がプラス転換、その他製品が上げ 幅を拡大している。一方、鉱業は上げ幅を縮小している。東証33業種では、値上がりは 鉱業や卸売業、倉庫・運輸関連業など18業種で、値下がりは保険業や精密機器、ゴム製 品など15業種となっている。 <11:48> 前場の日経平均は反落、地政学リスクの警戒感で売り優勢 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比34円32銭安の2万7955円85 銭と小幅に反落した。ウクライナ情勢を巡って緊張が高まり、日本株は軟調な地合いとな った。ただ、一部の値がさ株や半導体関連株の買いに支えられ、下げ幅を拡大する動きに はならなかった。 この日の日本株は小高くスタート。前日の米株市場で主要3指数がそろって上昇した 流れを引き継いだ。その後はすぐにマイナス圏に沈み、前日終値近辺で一進一退の展開と なった。 ポーランド政府が16日、ロシア製のロケット弾がウクライナとの国境付近に着弾し たと発表したことを受けて、地政学リスクへの警戒感から徐々に売りが優勢となった。日 経平均は一時、前営業日比約240円安の2万7743円15銭まで下落した。 「ウクライナとロシアの2国間の問題から事態が悪化する可能性があり、警戒感が高 まっている」(アイザワ証券の市場情報部情報二課・横山泰史氏)との声が聞かれた。 半導体関連株や一部の値がさ株はしっかりだったが、「相場全体としては明確な方向 感は見受けられない」(国内証券・ストラテジスト)という。 企業の決算発表が一巡したことから、日本株市場では手掛かり材料が乏しくなってい る。「きょうは日柄調整の範囲内で落ち着くのではないか」(前出の国内証券)といい、 大幅な値動きは見込みづらいとの指摘があった。 TOPIXは0.09%安の1962.45ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆8439億6200万円だった。東証33業種では、鉱業、卸 売業、情報・通信業など13業種が値上がり。保険業、ゴム製品、精密機器など20業種 は値下がりした。 個別では、ソフトバンクグループが3.5%高と堅調。日経平均を44円ほ ど押し上げた。 オリンパスは3.9%安と軟調。特段の新規材料は出ていないが、「決算内 容を嫌気した売りが続いているのではないか」(国内証券)という。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが922銘柄(50%)、値下がりが822 銘柄(44%)、変わらずが91銘柄(4%)だった。 <10:34> 日経平均は下げ幅拡大、地政学リスクの高まりが重し 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比約180円安の2万7800円近辺で推移し ている。幅広い業種で売りが優勢になり、軟調な地合いとなっている。 ポーランド政府は16日、ロシア製のロケット弾がウクライナ国境付近に着弾したと 発表した。 市場では「地政学リスク高まりへの警戒感が相場の重しとなっ ている」(国内証券)との声が聞かれた。 物色動向としては、値がさ株の一角が軟調な一方、半導体関連株は引き続き底堅く推 移している。個別では、ソフトバンクグループが3%超高と堅調。 <09:05> 寄り付きの日経平均は小幅続伸、半導体関連株はしっかり 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比30円32銭高の2万8020円 49銭と、小幅に続伸してスタートした。ただ、その後すぐにマイナス圏に沈み、小幅安 の水準で小動きとなっている。 値がさ株が小幅高となっているほか、半導体関連株がしっかり。個別では、東京エレ クトロンが1%超高、ルネサスエレクトロニクスが2%超高と堅調に推 移している。 東証33業種では、鉱業、卸売業、倉庫・運輸関連業など10業種が値上がり。一方 、保険業、精密機器、ゴム製品など23業種は値下がりしている。 <08:20> 寄り前の板状況、アウトソシングは買い優勢 日医工は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 アウトソーシング 15% 1,12 1,12 1,12 974 4 4 4 2 レアジョブ 7% 980 979 980 912 3 東亜建設工業 6% 2,28 2,28 2,28 2,15 7 6 7 0 4 朝日工業社 6% 2,02 2,02 2,02 1,90 4 3 4 9 5 ネットプロテクションズHLD 6% 493 492 493 465 G 6 オービックビジネスコンサルタ 5% 4,49 4,49 4,50 4,28 ン 8 5 0 0 7 エイチーム 5% 809 808 809 770 8 サイバーリンクス 5% 1,19 1,19 1,19 1,14 7 6 7 1 9 フクシマガリレイ 4% 4,04 4,04 4,04 3,88 5 5 5 0 10 インターアクション 4% 1,58 1,57 1,58 1,52 0 9 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日医工 -27% 220 220 220 300 2 日本電設工業 -25% 1,18 1,18 1,18 1,58 0 0 0 0 3 オープンドア -23% 1,36 1,36 1,36 1,76 2 1 2 1 4 日産車体 -18% 678 678 678 828 5 マーキュリアHLDG -9% 591 590 591 648 6 JSR -8% 2,60 2,60 2,60 2,83 1 0 1 0 7 トランコム -6% 7,20 7,20 7,21 7,70 5 0 0 0 8 ロードスターキャピタル <3482. -6% 1,53 1,53 1,53 1,62 T> 2 1 2 6 9 LIFULL -6% 262 261 262 277 10 HOYA -5% 14,1 14,1 14,1 14,9 78 75 80 25 (
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