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〔来週の焦点〕景気回復期待で株に資金流入か、米に「財政の崖リスク」

[東京 22日 ロイター] - 来週の東京市場は、4連休中に海外市場がどのように動くかにかかっているが、主要国の財政・金融政策の効果により、株式市場への資金流入を予想する声が多く、日経平均は2万3000円台を目指すとの見方が広がっている。ただ、米国では7月末に期限が切れる各種の公的支援を巡り、共和党と民主党の協議が難航する兆しもあり、米国で「財政の崖」を乗り切れなければ、大きなショックが発生するリスクも残る。

また、国内では新型コロナウイルス感染者が東京都だけでなく、全国的に増加する動きを見せており、感染者が劇的に増えれば、新たな休業要請の可能性も浮上。市場に冷水を浴びせる可能性もある。

<マクロ関係>

内閣府は政府の経済見通しで、短期の年央試算を30日、中長期試算を31日にそれぞれ公表する見通し。新型コロナの内外経済への影響が見通せないなか、経済協力開発機構(OECD)が20年の見通しを2通り示したことなどを参考に、複数のシナリオを示す見通し。コロナ対応の巨額財政支出と税収の落ち込みが必至な中で、財政健全化の道筋を堅持できるかが焦点。 29日、30日と、衆参両院で閉会中審査が開かれる予定。コロナ感染再拡大の状況における「Go To トラベル」事業の妥当性などを巡り、野党は引き続き、安倍晋三首相出席の集中審議を求めていく見通し。

日銀の雨宮正佳副総裁は29日に日本記者クラブで講演する。日銀はコロナ対応に重心を置いた政策運営を続けているが、先行きの景気見通しや金融政策の今後の展開について発言が注目される。

<マーケット関係>

●株式市場 強含みの展開に、決算発表見ながら2万3000円にトライ

強含みの展開が想定されている。引き続き新型コロナウイルスに対する警戒感は残りながらも、これから明らかになる決算発表で業績回復期待を織り込む期待が大きく、日経平均は上値の目安として意識されている2万3000円をトライすることになりそうだ。22日夜の海外市場の動向や4連休中の内外の出来事を株価に反映して始まり、中盤から終盤にかけて、国内で始まる決算発表が注目されることになる。

●外為市場 ドル円はレンジ取引、強弱感対立が続く

最近の取引レンジ内を上下する展開が続きそうだ。米国の追加財政発動、首脳会議で合意を得た欧州復興基金などに対する期待感の一方、経済活動の再開で新型コロナウイルスの感染者数増には歯止めがかからない。市場心理の明暗に応じて上下することが多いドルと円は、売買が交錯しやすい情勢が続くだろう。

●円債市場 底堅い展開、8月の「オペ紙」は据え置きか

底堅い展開になる見通し。国債増発後の入札はこれまで「全勝」であり、需給不安は後退。日銀オペも予定されていることから、超長期債中心に買いが優勢な地合いになるとみられている。ただ、積極的な金利低下材料も見当たらず、上値は限定的との見方が多い。8月の日銀国債買い入れ予定(オペ紙)は据え置きとみられている。

●市場見通し

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株式 為替 円債・短期

●財務省入札関連予定

www.mof.go.jp/yotei/yotei.htm をクリックしてご覧ください。

<企業ニュース関係>

●企業決算 4-6月期決算発表が本格化する。新型コロナウイルスの影響を踏まえて厳しい数字となることはおおむね織り込まれている。長期化が警戒される中、どのようなシナリオで舵取りしていく考えか、会社側の説明に関心が寄せられる。

27日 三菱自動車

28日 日産自動車 キヤノン ファナック 東京エレクトロン 信越化学工業

29日 ANAホールディングス 三井住友フィナンシャルグループ 野村ホールディングス

30日 日立製作所 パナソニック コマツ オリエンタルランド JR東日本 TDK アドバンテスト

31日 みずほフィナンシャルグループ 武田薬品工業 NEC 村田製作所 JR東海 マツダ デンソー

●株主総会

31日 東芝 取締役選任をめぐり複数のアクティビストから株主提案を受けているが、会社側は反対する意向を表明。株主の判断が注目される。

●新規上場

31日 Sun Asterisk マザーズ 日本情報クリエイト マザーズ

新規上場日程一覧 をクリックしてご覧ください。

<主な経済指標>

7月31日(金)

8時30分 6月労働力調査(厚生労働省)

有効求人倍率の予測中央値は1.16倍で5月の1.20倍から悪化が見込まれている。完全失業率は予測中央値3.1%で、5月の2.9%から悪化する見通し。完全失業率は2019年末まで長期間低下基調で推移してきたが、新型コロナウイルスの影響で、今年に入り上昇傾向にあるとの見方がある。また、4-5月に急増した休業者数の動向も焦点となる。

8時50分 6月鉱工業生産(速報)

6月の鉱工業生産指数の予測中央値は前月比1.2%増となり、5カ月ぶりにプラス圏に浮上する見通し。新型コロナウイルスによる世界的な経済縮小により、大規模減産を行ってきた自動車の増産が寄与するとみられる。もっともコロナ感染再拡大懸念から、生産水準は引き続き低迷する見込み。

主な内外の日程は「イベントダイアリー」、「経済指標予測」をクリックしてください。

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