[11日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 3342.2025 - 17.9460 - 0.53 3354.0247 3365.8360 3339.0407 前営業日終値 3360.1485 中国 CSI300指数 4904.898 -48.978 -0.99 4937.758 4957.585 4901.707 前営業日終値 4953.876 香港 ハンセン指数 26226.98 -74.50 -0.28 26226.80 26432.56 26168.63 前営業日終値 26301.48 香港 ハンセン中国株指 10541.34 -45.55 -0.43 10513.14 10616.40 10508.29 数 前営業日終値 10586.89 韓国 総合株価指数 2485.87 +33.04 +1.35 2459.50 2488.04 2459.50 前営業日終値 2452.83 台湾 加権指数 13262.19 +180.47 +1.38 13067.04 13262.19 13067.04 前営業日終値 13081.72 豪 S&P/ASX指 6449.70 +109.20 +1.72 6340.50 6451.00 6340.50 数 前営業日終値 6340.50 シンガポー ST指数 2713.28 +8.28 +0.31 2698.69 2713.28 2673.89 ル 前営業日終値 2705.00 マレーシア 総合株価指数 1570.08 -4.99 -0.32 1572.69 1572.69 1550.44 前営業日終値 1575.07 インドネシ 総合株価指数 5509.513 +46.774 +0.86 5475.565 5520.908 5471.59 ア 前営業日終値 5462.739 フィリピン 総合株価指数 7024.26 -11.22 -0.16 6968.93 7079.18 6944.11 前営業日終値 7035.48 ベトナム VN指数 952.22 +0.32 +0.03 954.46 956.65 947.61 前営業日終値 951.90 タイ SET指数 1345.34 +4.10 +0.31 1353.65 1356.83 1331.39 前営業日終値 1341.24 インド SENSEX指数 43593.67 +316.02 +0.73 43444.06 43708.47 42970.21 前営業日終値 43277.65 インド NSE指数 12749.15 +118.05 +0.93 12680.60 12769.75 12571.10 前営業日終値 12631.10 東南アジア株式市場はまちまちだった。新型コロナウイルスワクチンの開発進展を受 けて今週の市場で広がった楽観ムードが後退。シンガポール、クアラルンプール、マニラ の各市場は一時、1%超下落する場面があった。 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.31%高の2 713.28で終了。クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.32 %安の1570.08、マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.16%安の70 24.26でそれぞれ引けた。 10日の市場では、新型コロナ感染拡大で上昇した「勝ち組」銘柄から下落した「負 け組」銘柄への乗り換えが進み、旅行株やエネルギー株の上昇につながった。米製薬大手 ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックが9日、臨床試験(治験 )を行うコロナワクチンについて、感染予防に90%以上の有効性が確認されたと発表し たことが背景にあった。 IGの市場ストラテジスト、ジンギ・パン氏は「コロナワクチンの実用化に向けて安 全性や供給面で懸念が残る中、現時点でほとんどの投資家は様子見姿勢を取っているよう だ」と説明した。 ジャカルタ市場の総合株価指数は0.86%高の5509.513で終了し た。バンコク市場のSET指数終値は0.31%高の1345.34だった。 中国株式市場は続落した。電気自動車とヘルスケア銘柄への利食い売りに押された。 ハイテク企業の規制強化に対する懸念も地合いを圧迫した。 新エネルギー車のサブ指数は3.56%安、ハイテク株は3 .1%安、ヘルスケア株は2.45%安。 深セン総合指数は1.94%安。新興企業向け市場「創業板(チャイネクス ト)」総合指数は3.31%安。 大和のアナリストはリポートで、規制を巡る懸念がインターネット企業にとって20 21年に向けて最大のリスク要因となる可能性があるとしながらも、プラットフォーム経 済は経済全体にイノベーションとデジタル化をもたらすことから、中国政府はインターネ ット企業の発展を抑制しようとしているわけではないと分析した。 香港市場も下落した。アリババ・グループ・ホールディングなど 大手に対する規制強化の懸念でハイテク株が急落した。 ハンセン中国企業情報技術(IT)指数は7.97%安で、2008年1 1月22日以来の大幅安。 ハイテク大手は、10日にネット企業による独占的な動き阻止に向け規則の草案が発 表されたことが嫌気された。 アリババの「独身の日」のネット通販セールが好調で消費回復への期待が広がったが 、ハイテク規制懸念で帳消しとなった。 アリババは9.8%安で値下がり1位。 ソウル株式市場は約2年半ぶりの高値で引けた。貿易統計が上向きな内容だったほか 、新型コロナウイルスワクチンの開発成功に対する期待が高まったことが背景。 ハナ金融投資のアナリストは「ドル安を背景に、海外投資家の間ではサムスン電子な どの主力銘柄に買いが集まった。投資家の関心はワクチン開発の進展とバイデン米次期政 権の政策に集まるだろう」と述べた。 サムスン電子とバイオ製薬のセルトリオンがKOSPIの上 げを主導し、それぞれ1.8%、7.2%上昇した。 海外勢は8364億ウォン(約7億5397万ドル)相当の買い越し。前日までの4 営業日で約2兆5000億ウォン相当を買い越した。 韓国の関税当局によると、11月1─10日の輸出は前年同月比で20.1%増とな った。半導体の販売が好調で、主要貿易相手国の需要も堅調だった。 シドニー株式市場は5営業日続伸して取引を終えた。金融、エネルギー株が上昇を主 導した。新型コロナウイルスワクチンの有効性を示す明るいニュースを受け、世界の景気 回復が迅速に進むとの期待が地合いを押し上げた。 S&P/ASX200指数は1.7%高で終了。一時3月3日以来の高値を付けた。 ペッパーストーンのクリス・ウエストン氏は顧客向けメモで「(金融緩和や財政出動 で株価が上昇する)『リフレ・トレード』が本格化し、これまで好まれなかった部門の銘 柄への乗り換えが続くだろう」と指摘した。 カンタス航空は3日続伸。オンライン旅行業ウェブジェットは4% 近く上昇し、7日続伸となった。 エネルギー株指数は一時5.1%高となり、7月3日以来の高値を付けた。 原油価格の上昇が背景。 同指数を構成する銘柄のうち、上昇率上位は石炭採掘業のホワイトヘブン・コール<W HC.AX>とオイル・サーチで、それぞれ8.9%、7.6%上昇した。 ウッドサイド・ペトロリアムは6%超高。液化天然ガス(LNG)事業の「 スカボロー」と「プルート・トレイン2」に関し、2021年下半期に最終的な投資判断 を下す見通しを改めて示したことが好感された。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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