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[12日 ロイター] -
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
中国 上海総合指数 2909.3796 - 16.3366 - 0.56 2917.2239 2924.7018 2903.8833 前営業日終値 2925.7162
中国 CSI300 3691.096 -28.180 -0.76 3706.864 3711.879 3683.939
指数
前営業日終値 3719.276
香港 ハンセン指数 27308.46 -480.88 -1.73 27603.12 27603.12 27222.03
前営業日終値 27789.34
香港 ハンセン中国 10494.78 -125.35 -1.18 10564.61 10564.61 10465.79
株指数
前営業日終値 10620.13
韓国 総合株価指数 2108.75 -3.06 -0.14 2111.66 2118.89 2104.41
前営業日終値 2111.81
台湾 加権指数 10615.66 +7.90 +0.07 10605.75 10630.69 10566.37
前営業日終値 10607.76
豪 S&P/AS 6543.70 -2.60 -0.04 6546.30 6587.30 6543.70
X指数
前営業日終値 6546.30
シンガポ ST指数 3207.74 -1.84 -0.06 3209.26 3224.09 3193.84
ール
前営業日終値 3209.58
マレーシ 総合株価指数 1650.74 -0.46 -0.03 1646.67 1650.74 1642.11
ア
前営業日終値 1651.20
インドネ 総合株価指数 6276.177 -29.815 -0.47 6270.352 6296.818 6257.44
シア
前営業日終値 6305.992
フィリピ 総合株価指数 休場 - - - - -
ン
前営業日終値 -
ベトナム VN指数 954.17 -7.90 -0.82 960.60 960.60 953.83
前営業日終値 962.07
タイ SET指数 1671.11 +0.70 +0.04 1669.08 1672.50 1665.02
前営業日終値 1670.41
インド SENSEX 39756.81 -193.65 -0.48 39974.18 39982.10 39623.53
指数
前営業日終値 39950.46
インド NSE指数 11906.20 -59.40 -0.50 11962.45 11962.45 11866.35
前営業日終値 11965.60
東南アジア株式市場は大半が下落。中国経済の減速に懸念が広がる一方、米中貿易協議の進展への期待がしぼん
だことで、地合いが悪化した。ホーチミン市場が最も下げた。
アジア各地の投資家の間では、中国経済減速への警戒感が広がり、貿易摩擦の解消に向けたトランプ米大統領と
習近平国家主席の会談に対する期待感は薄れた。5月の中国卸売物価指数(PPI)上昇率が減速したことで、同国
経済の冷え込みに対する懸念が強まった。
フィリップ・セキュリティーズ・リサーチの調査部門責任者、ポール・チュー氏は「特にトランプ米大統領と習
国家主席との会談というイベントを前に、トレーダーが強気で市場に臨むのは難しい」と述べた。
最大の下げ幅となったホーチミン市場のVN指数は不動産や金融株を背景に0.82%安の954.17
で引けた。個別銘柄ではペトロベトナム・ガス が2.4%安、ビングループが0.9%安だった
。
5月のベトナム貿易赤字は13億ドルで、政府予想通りだった。統計は11日の取引終了後に発表された。
ジャカルタ市場の総合株価指数は金融と通信株に押し下げられ、0.47%安の6276.177と5
営業日ぶりの下落。バンク・セントラル・アジアが1.1%安。配当落ちとなったテレコムニカシ・イン
ドネシアは2.0%安。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)はいったんは上昇したものの、マイナス圏に落
ち込み、0.06%安の3207.74と5営業日ぶりの下落となった。
バンコク市場のSET指数は0.04%高の1671.11。金融と通信株がけん引した。
クアラルンプール市場の総合指数KLCIは0.03%安の1650.74。マニラ市場は祝日のため休
場。
中国株式市場は反落して終了した。中国の5月の生産者物価指数(PPI)の伸びが鈍化したことや、米中貿易
摩擦が激化するとの懸念が高まり、リスク回避姿勢が強まった。
不動産株が下落。中国湖北省の恩施の当局が不動産価格安定化に動いたことから、不動産セクターの健全性への
懸念が高まった。
一方、中国のレアアース(希土類)関連株は上昇。国営新華社通信が発行する中国証券報が11日、中国が国内
7地域でレアアースに関する調査を開始したと報じたことが材料視されている。
香港株式市場も反落。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正に反対するデモで情勢が緊
迫していることが嫌気され、本土市場よりも大幅な下げとなった。
KGIの調査担当ディレクター、ベン・クウォン氏は、このところの株価は堅調だったため上昇した分の一部を
失うことは予想されており、デモで売り意欲が高まったと指摘。ここ数年は比較的穏やかな状態が続いていたが、「
(今回の動きは)社会的な不安や緊張の高まりがある時の当初の反応としては正常だ」と述べた。
一方で、銀行間金利は急上昇。香港銀行間取引金利(HIBOR)の1カ月物と2カ月物
が2008年終盤以来の高水準。1週間物は87ベーシスポイント(bp)上昇。
シドニー株式市場の株価は横ばい。オーストラリア国内と中国の経済指標が軟調な内容だったことに加えて米中
関税戦争の悪化が相場を圧迫し、鉱業株の急伸が相殺された。
トランプ米大統領は11日、対中貿易交渉を急がない姿勢を示し、4─5項目の「主要な点」で中国が再び合意
しないかぎり、交渉を進めるつもりはないと述べた。
金融株指数は6営業日ぶりの下落。「四大銀行」の中でも上位のコモンウェルス銀行とウエス
トパック銀行は、それぞれ1.3%安と0.9%安。
CMCマーケッツの主任市場ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「国際的な投資家がオーストラリア
経済に買いを入れるときに共通しているのは高利回りな金融部門を買うということ。だから、特に銀行株が圧迫され
ているのは、オーストラリア市場の見通しに対して神経質な見方があるということだ」と指摘した。
豪消費者信頼感指数や中国の卸売物価指数(PPI)が弱い内容だったことも市場心理を抑制させた。
鉱業株指数は銅や鉄鉱石相場が上昇したことから2.5%高となり、終値としては2カ月超ぶりの高値
を付けた。
中国市場の鉄鉱石先物価格は11日、過去最高値を付けた。オーストラリアとブラジルの鉄鉱石大手の拠点で生
産に混乱が生じ、供給不足の懸念が広がった。
BHPグループは2.7%高、リオ・ティントは1.9%高。フォーテスキュー・メタルズ<F
MG.AX>は6.3%高で終えた。
ソウル株式市場は5日ぶりに反落。トランプ米大統領が中国への圧力を強めたことで、米中貿易協議に対する懸
念が再燃した。
外国人投資家は3億ウォン(約25万3600ドル)相当の売り越し。
出来高は6億8598万株。取引された892銘柄のうち、425銘柄が上昇した。
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