[30日 ロイター] -
アジア新興国通貨は総じて堅調。米連邦公開市場委員会(FOMC)など今週の中央銀行の政策決定に注目が集まっている。
春節休暇明けの人民元は0.6%上昇し、約2週間ぶりの高値。台湾ドルは0.7%上昇し、昨年8月23日以来の高値。
タイバーツは0.2%高。今年はアジア通貨で最高の上昇率を記録しており、約10カ月ぶりの高値で取引されている。
マレーシアリンギは0.1%上昇し、昨年4月以来の高値。韓国ウォンは0.2%高。
MUFG銀行のアナリストは「米利上げが小幅になるとの見方を背景に今週は対ドルで堅調な動きになる可能性ある。中国の見通しが明るいことが支援材料だ」と述べた。
東南アジアの大半の中銀は引き締めペースを鈍化させている。マレーシア中銀は予想外に利上げを停止。インドネシア中銀は早期の引き締め終了を示唆。タイ中銀は今後の慎重な利上げを示唆している。
ロイター調査によると、インド中銀は2月に25bpの利上げを実施した後、利上げを停止する見通し。
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