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カナダ中銀、不透明な状況下では慎重対応が賢明=上級副総裁
November 16, 2017 / 1:59 AM / in a month

カナダ中銀、不透明な状況下では慎重対応が賢明=上級副総裁

[ニューヨーク 15日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は15日、現在のような不透明な状況下では、金融政策で慎重な姿勢を取ることが賢明との見解を示した。ただ、慎重対応は金融不安定化を伴う可能性があるため、限界があるとも述べた。

副総裁はニューヨークでの講演の原稿で、金利が低水準にあれば、金融政策が負のショックに対して通常よりも強い効果を表すかもしれないが、金利決定が支出にどのような影響を及ぼすか不明な場合は慎重な対応が賢明だと指摘した。

「慎重あるいは様子見姿勢を取るもう1つの理由は、将来的に政策の方向性を突如として逆転させる必要に迫られる状況を回避したいという願いがあるからだ」と説明した。

ウィルキンス氏によると、中銀は、賃金と潜在成長率の推移を示す統計のほか、7月と9月の利上げの効果や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に特に注目していると表明した。

そのうえで、「慎重になれば、金融不安定化など複雑な代償を伴うため、限界がある」と語った。

また、中銀のコミュニケーション方法を来年から改め、四半期に一度の金融政策報告書の間に政策委員会メンバーが講演で経済状況について最新情報を発信し、講演後に記者会見を開くことになると明らかにした。

「政策措置が実施された理由や今後見込まれる措置を知りたいのならば、中銀の基本シナリオや、政策決定にどれだけ不確実性を織り込んだのかについて理解する必要がある」と説明した。

副総裁は、金融政策は不確実性を織り込めば非対称になり、金利が事実上の下限にあれば、高水準にある場合よりも負のショックに対してより強力な効果を表すとした。また、自然利子率の低下に伴い、事実上の金利下限に近づくことがこれまでよりも多くなるとの見通しを示した。

同氏は、インフレ率が中銀目標レンジの1─3%の下限に「かなりの期間」とどまっていることも、慎重になる理由の1つだと説明した。

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