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カナダ中銀、9月利上げ巡りコミュニケーション不足との批判に反論
2017年9月12日 / 00:33 / 14日前

カナダ中銀、9月利上げ巡りコミュニケーション不足との批判に反論

[オタワ 11日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)による前週の利上げについて、著名エコノミストは過去2カ月間に市場とのコミュニケーションが不足していたため市場に不意打ちとなったと批判した。これに対し、中銀の広報担当は50%の確率で利上げが予想されていたと反論した。

BMOキャピタル・マーケッツの首席エコノミスト、ダグ・ポーター氏は調査ノートで、7月から9月にかけて中銀が沈黙を保ったことで、市場に対する大きな不確実性が生じたと指摘し、コミュニケーション不足は「壮絶な大失敗」だったと批判した。

中銀は7月にも利上げを行ったが、その際は市場では織り込み済みとなっていた。前週の政策決定会合に関して多くのエコノミストは10月まで追加利上げを見送ることを予想していたため、利上げはサプライズとなった。

中銀の広報担当ジェレミー・ハリソン氏は電子メールでコメントし、前週は利上げ確率が「およそ五分五分」になっていたと反論。

「金融政策はフォワード・ルッキングでデータに依存しており、あらかじめ定められてないという中銀のこれまでのメッセージが、これよりも高い割合のトレーディングデスクにより正しく理解されていたことは明白だ」と強調。

「8月31日発表の第2・四半期国内総生産(GDP)をはじめとする一連の経済指標の上振れを市場は踏まえていた」とした。

また、中銀のポロズ総裁が7月に、当時および将来の決定について勘案すべきいくつかの点を説明したことにも言及。夏の終わり頃にかけて中銀は通常、公式に見解を示すことはないと続けた。

一方、BMOキャピタル以外のアナリストらも予想外の利上げを批判。ビューポイント・インベストメント・パートナーズの首席市場ストラテジスト、スコット・スミス氏は「利上げ直前にコミュニケーションが強化されなかったため、今後の金融政策をどのように解釈すべきかについてわれわれは窮地に追い込まれた感がある」とした

市場関係者らは、ポロズ総裁が今月27日に予定する講演および記者会見でさらなる手掛かりを提供すると期待している。

スミス氏は、中銀のコミュニケーション能力が低下すれば、カナダドルや金融市場全般のボラティリティがさらに高まると述べた。

ロイターがプライマリーディーラーを対象に前週実施した調査によると、中銀は2018年に3回利上げすると予想されており、従来よりも速いペースでの利上げが見込まれている。

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