February 5, 2020 / 6:22 PM / 2 months ago

カナダ経済、成長低迷長期化の回避可能=中銀上級副総裁

[オタワ 5日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は5日、生産性向上に向け適切な措置が実施されれば、カナダ経済は成長低迷の長期化を回避できるとの見方を示した。

ウィルキンス氏はトロントで行った講演で「カナダを含む先進国は、繁栄を支援すると同時に、将来的に成長と需要減退が恒常化する事態に陥らないよう、一段の取り組みを実施する必要がある」と述べた。

カナダ経済については、高齢化の進展や生産性の伸び鈍化などの長期的な要因が成長トレンドの重しになっているとしながらも、移民の受け入れのほか、インフレ率が中銀目標の2%近辺で安定的に推移していることで、影響の一部は緩和されていると述べた。

その上で、現在のような低金利環境では、景気刺激のために利下げを行う余地は小さくなっていると指摘。ただ生産性向上には、地域間の商取引を巡る障壁の撤廃や、新技術への投資など、複数の検討可能な対策が挙げられるとした。

この日の講演では将来的な金利変更については言及しなかった。ウィルキンス氏は任期満了に伴い6月に退任するポロズ総裁の有力な後任候補の1人とされている。

カナダ中銀は1月22日の決定会合で政策金利を1.75%に据え置くことを決定。他の主要中銀が金融緩和に動く中でもカナダ中銀は2018年10月以降、金利を据え置いている。

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