[シドニー 16日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルが0.73米ドルを割り込んだ。ニュージーランド(NZ)ドルも軟調。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控えてトレーダーは積極的な取引を控えている。
豪ドルは1豪ドル=0.7297米ドルと前日つけた2週間ぶり高値の0.7342米ドルから下落した。
NZドルは0.1%安の1NZドル=0.6707米ドルと4営業日ぶりに下落している。
豪国債先物はしっかり。3年物は99.740と今週付けた4カ月ぶり高値の99.748付近にある。10年物は99.09。
市場関係者は米連邦公開市場委員会(FOMC)を注視している。ペッパーストーンのストラテジスト、クリス・ウエストン氏は「FRBの新たな経済見通しのほか、より長期(の債券)に買い入れがシフトする兆し、ドットチャートの長期(成長率)予想が2.5%から2%へ低下するか、また新たなフォーワードガイダンスも注目している」と述べた。
「米ドルが鍵を握る」とし、インフレ見通しへの反応次第で実質米国債利回りの動きが決まり、株式や金相場にも影響が及ぶとの見方を示した。
※原文記事など関連情報やアプリは画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」