[シドニー 16日 ロイター] - オセアニア外国為替市場の豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは、対米ドルで上昇。世界経済の回復に楽観的な見方が浮上しており、原油価格の上昇が資源国通貨を下支えする要因となっている。
豪ドルは0.29%高の1豪ドル=0.7802米ドルと、1カ月ぶりの高値。次の上値抵抗線は1月の高値0.7820米ドル。
NZドルは0.46%高の0.7260米ドル。先週末の安値0.7178米ドルから値上がりしている。上値抵抗線は0.7280米ドル付近と1月の高値0.7314米ドル。
この日は原油高を背景に豪ドル、NZドル、カナダドルが軒並み値上がりしている。原油相場は、米テキサス州の製油所が寒波の影響で閉鎖していることを受けて上昇した。
市場関係者によると、鉄鉱石・銅価格の上昇や、世界経済の回復とワクチン接種に対する期待も、資源国通貨を押し上げる要因になっている。
豪10年債利回りは1.33%に上昇。3年債利回りは0.12%で、豪準備銀行(RBA)の目標(0.10%)に沿った水準を維持している。
NZの10年債利回りは1.46%に上昇。
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