[シドニー 17日 ロイター] - オセアニア外国為替市場で、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは上昇している。オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)はきょう公表した議事要旨の中で、6月の追加利上げを示唆した。
豪ドルは1豪ドル=0.6996米ドルに上昇、先週付けた2年ぶりの安値水準である0.6829米ドルから持ち直している。抵抗線は0.7030米ドルと0.7055米ドル。
NZドルも1NZドル=0.6327米ドルに上昇した。ただし、テクニカル的な弱気パターンから脱却するには0.6400米ドルの上抜けが必要だ。
前日発表された中国経済指標が振るわなかったにもかかわらず、両通貨が上昇したことは、売られ過ぎの状態にあることを示唆している。
CBAの国際経済部門トップ、ジョセフ・カプルソ氏は「ロックダウン(都市封鎖)が緩和されるまで中国経済の弱さは続くということを市場参加者が消化する中、豪ドル/米ドルは一時的とはいえ、底を打ちつつあるのかもしれない。ただ、底入れはまだ確信できない」とした。
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