August 30, 2019 / 4:10 AM / in 21 days

シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル下落、弱い指標や金利低下で

[シドニー 30日 ロイター] - オセアニア外国為替市場の豪ドルは下落。この日発表となった7月の住宅着工許可件数が大幅に減少したことが嫌気されている。

ニュージーランド(NZ)ドルも5営業日続落。4年ぶりの安値を更新した。

豪ドルは0.2%安の1豪ドル=0.6710米ドル。下値支持線の0.6690米ドル、最近記録した10年ぶり安値の0.6678米ドルに迫っている。今週の下落率は0.6%。

NZドルは0.3%下落し、1NZドル=0.6291米ドル。4年ぶりの安値を更新した。今週の下落率は1.6%に達している。

豪州とNZでは弱い国内指標が相次ぎ、追加利下げ観測が一段と強まっている。非伝統的な金融政策の観測も浮上している。

7月の豪住宅着工許可件数は前月比9.7%減。市場予想は横ばいだった。新規物件の供給過剰と銀行融資の抑制で集合住宅が18%急減した。

ウエストパックのシニアエコノミスト、アンドリュー・ハンラン氏は「7月の指標は明らかに予想を大幅に下回った。建設活動がさらに落ち込むリスクが高まった」と指摘。

「いつも通り、単月の指標を深読みしすぎないよう警告する。特に高層住宅の許可は振れが大きい。ただ今後数カ月、状況を注視する必要がある」と述べた。

来週発表となる4─6月の国内総生産(GDP)は、住宅市場と消費の低迷を背景に10年ぶりの低い伸びになると予想されている。

市場では、来週の豪中銀理事会での利下げはないとの見方が多いが、先物市場は10月に政策金利が25ベーシスポイント(bp)引き下げられ0.75%になる確率を70%と予想している。

政策金利は遅くとも来年3月までには0.5%に引き下げられる見通し。

一部では最終的には0.25%への利下げもあり得るとの見方も出ているが、中銀はこれまでのところ、家計の負債が膨らむことなどを警戒し、0.25%への利下げには消極的な姿勢を示している。

豪中銀は30日、「特に家計所得の伸びが低迷していることを踏まえると、高水準の債務で経済のショック耐性が低下し、将来の金融政策決定が複雑になる可能性がある」と表明した。

豪3年国債利回りは、住宅統計を受けて0.74%から0.680%に低下。10年債先物は2ティック安の99.1000だが、安値の99.075からは上昇している。

企業信頼感統計を受けて前日低下していたNZの2年債利回りは0.815%。

市場ではNZ中銀が11月までに政策金利を25bp引き下げ1%とする確率を約80%と予測。来年も追加利下げが実施される公算が大きいとの見方が多い。

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