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シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル、週間で大幅下落 一段安の可能性も

[シドニー 14日 ロイター] - 豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは週間で大幅な下げとなる見込み。週初に付けた高値を維持できなかったため、失望した強気筋の売り持ち解消で一段安となりかねない状況だ。

オセアニア外国為替市場で豪ドルは1豪ドル=0.7722米ドルと週初につけた10週間ぶり高値の0.7891米ドルから急反落した。この水準で終了すれば週間では1.5%安と2月下旬以来の大幅な下落となる。0.7675米ドルの支持線を割り込む可能性があり、そうなれば0.7585米ドルが視野に入る。

NZドルは1NZドル=0.7175米ドルとこちらも最近付けた高値の0.7304米ドルから大きく下落している。支持線は0.7115/20米ドル付近で、ここを下抜けると0.7000米ドルまで下げる可能性がある。

米物価指標の急上昇を背景とした米連邦準備理事会(FRB)の早期緩和縮小観測と世界的な株安を受けたリスク回避の動きが豪ドルとNZドルを圧迫した。

またオーストラリアの主要輸出品である鉄鉱石価格は中国が高騰に警鐘を鳴らしたことから13日に急落した。

CBAの国際経済部門責任者ジョセフ・カプルソ氏は、中国で信用伸びが鈍化しているのは投資や商品(コモディティー)の需要鈍化を示しているとの見方を示した。

豪ドルはファンダメンタルズに対して過小評価されているため、今後数カ月間はまだ上値の余地があるとも述べた。

米国のインフレ懸念は豪国債にも波及し10年債利回りは1.739%と週間で約11ベーシスポイント(bp)上昇した。テクニカル上の節目は1.75%、次が1.83%。

ANZのチーフエコノミスト、リチャード・イェツェンガ氏は豪政府予算について「予想した以上に多くの支出が含まれているため成長見通しに上振れリスクが生じている」と語った。

景気が過熱するリスクが高まると指摘し、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が2024年よりも前に利上げするとの市場の見方が変わることはないと述べた。

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