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シドニー外為・債券市場=豪ドル下落、豪債上昇 金融緩和観測で

[シドニー 15日 ロイター] - オセアニア市場では豪ドルが下落。豪債は上昇している。豪中銀が近く利下げを実施し、中・長期国債を買い入れるのではないかとの観測が浮上している。

豪ドルは0.3%安の1豪ドル=0.7138米ドル。先週の高値は0.7243米ドル。目先の下値支持線は0.7125米ドル、0.7094米ドル付近。

ニュージーランド(NZ)ドルは1NZドル=0.6654米ドル付近で横ばい。今週は、おおむねこの近辺での取引が続いている。

豪10年債先物は8ティック高の99.2400と、4月初旬以来の高値。重要な上値抵抗線だった99.1800を突破した。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は15日、豪10年債の利回りが大半の先進国よりも高い水準にあるとし、買い入れで利回りが低下するかどうか検討する価値があるとの認識を示した。

豪中銀は短期債を定期的に買い入れているが、長期債の買い入れは控えている。

CBAのエコノミスト、クリスティナ・クリフトン氏は「中銀は5-10年債も買い入れる意向を発表する可能性が高い」と指摘。「国債利回りが低下すれば、まず、大規模な景気刺激策を打ち出している政府の借り入れコスト低下につながる」と述べた。

ロウ総裁は、新型コロナウイルス対策の行動規制が緩和されて経済活動の再開が進むにつれ、金融緩和策の効果は一段と高まるとの考えも示した。

CBAのクリフトン氏は「中銀は11月にオフィシャルキャッシュレートの目標、ターム物資金調達ファシリティーの金利、3年債利回りの目標を0.10%に引き下げるだろう」と述べた。現行水準は0.25%。

市場もすでにこうした見方をおおむね織り込んでいる。3年債利回りは0.14%。金利先物11月限は99.920で、金利の予想は0.08%となっている。

9月の豪就業者数は前月比2万9500人減。失業率は6.9%に悪化しており、景気刺激の必要性が浮き彫りとなっている。

ロウ総裁は先に、雇用創出が金融・財政政策の最優先課題であり、中銀にはできる限りのことをする用意があると表明している。

中豪関係が悪化する中、中国の輸入業者が豪州産石炭の購入を延期しているとの報道も、豪ドルの圧迫要因となっている。

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