May 14, 2020 / 5:29 AM / in 23 days

シドニー外為・債券市場=豪ドル下落、雇用統計を嫌気 国債需要が下支え要因

[シドニー 14日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルが下落。4月の豪雇用統計で、新型コロナウイルス対策の影響で就業者数が過去最大の落ち込みを記録したことが嫌気された。ただ、豪国債への根強い需要から、下げ幅は限られた。

4月の就業者数は前月比59万4300人減少した。失業率は前月の5.2%から6.2%に急上昇し、2015年9月以来の高水準となった。

ただ、市場は雇用統計の大幅悪化を予想していたため、豪ドルの下げは限定的だった。

指標発表後の豪ドルは0.2%安の1豪ドル=0.6439米ドル。0.6378米ドル付近にある下値支持線は全くトライしていない。

失業率はアナリスト予想の8.3%ほどは悪化しなかったが、その理由は特異な失業者の分類方法にあり、それがなければ失業率は9.6%まで上昇していた。

アナリストらは、総労働時間が9%と過去最大の減少となったことについて、経済生産の大幅な落ち込みを示していると指摘した。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のエコノミスト、カイシン・オウヨン氏は「この指標は大規模な雇用の喪失や一時帰休、時短を浮き彫りにしている。家計にもたらされた前例のない経済的ショックを、総労働時間が一番よくとらえている」とした上で、これによって消費の回復も限られるとの見方を示した。

CBAの外為アナリスト、ジョセフ・カプルソ氏は「新型コロナ感染の第2波、世界経済の悪化、コモディティ価格、米大統領選に向けて米中関係が悪化する可能性が依然として豪ドルの下方リスクだ」と語った。

13日に行われた2030年償還債の入札が好調な結果となったことを受け、豪債相場は堅調が持続している。豪10年債先物は5ティック高の99.1100。

ニュージーランド(NZ)ドルは1NZドル=0.5986米ドルで軟調に推移。前日は、NZ準備銀行(中央銀行)が将来的なマイナス金利の可能性を示唆したことを受け1.3%下落した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below