November 27, 2019 / 3:40 AM / 10 days ago

シドニー外為・債券市場=豪ドル軟調、中銀総裁発言で追加利下げ観測

[シドニー 27日 ロイター] - オセアニア外国為替市場の豪ドルは軟調。豪準備銀行(RBA)のロウ総裁が予想以上に利下げ余地があることを示唆し、来年の追加利下げ観測が強まっている。

豪ドルは1豪ドル=0.6786米ドルに小幅下落。前日の海外市場では一時0.6768米ドルまで値下がりした。

ニュージーランド(NZ)ドルは1NZドル=0.6425米ドルと堅調。

市場は政策金利の実質的な下限を0.5%と想定していたが、ロウ総裁は、国債買い入れなど非伝統的な金融政策を検討する前に政策金利が0.25%に引き下げられる可能性があるとの認識を示した。

これまであと1回の追加利下げがあると予想していた先物市場は、総裁の発言を受け、政策金利が現在の0.75%からあと2回引き下げられるリスクを急速に織り込んでいる。

来年11月までに0.25%への利下げがある確率は30%。来年5月までの0.5%への利下げは完全に織り込まれている。

ただ、ロウ総裁は目先、利下げを実施する方針は示しておらず、12月3日の理事会での利下げ確率は12%に低下している。

総裁は、量的緩和を導入する可能性は低いとの認識を示したが、量的緩和を実施する場合は国債を買い入れると発言した。

総裁の発言を受け、3年債先物は5ティック上昇し99.320と、6週間ぶりの高値。インプライド・イールドは0.68%。

10年債利回りは1.05%に低下。11月に記録した1.34%から一段と低下している。

TDセキュリティーズのアジア太平洋金利担当ストラテジスト、Prashant Newnaha氏は「2020年末には10年債が0.6%、政策金利が0.5%で、量的緩和が導入されていると予想していた」と発言。

「ロウ総裁は政策金利の事実上の下限が0.25%でその時点で量的緩和を導入する可能性を示唆した。これは10年債利回りが0.4%まで低下する可能性を示している。2020年末には3年債と10年債の利回り格差がもう少し縮小し20ベーシスポイント(bp)になるリスクがあるとみている」と述べた。

NZについては、来年終盤までに25bpの利下げがある確率が最大でも70%となっている。

これを受け、豪10年債利回りはNZ債利回りを28bp下回っている。今月初めは11bpだった。

NZ準備銀行(RBNZ)は27日公表した半期に1度の金融安定報告で、金融システムの脆弱(ぜいじゃく)性が高まっているとして銀行と保険会社に対する監視を強化する方針を示した。金融政策について新たな情報は示さなかった。

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