March 13, 2020 / 3:12 AM / 16 days ago

シドニー外為・債券市場=豪・NZドル11年ぶり安値、リスク資産から資金引き揚げ

[シドニー 13日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが約11年ぶり安値近辺で推移。新型コロナウイルスを巡る懸念を背景に各国市場でリスク資産から資金を引き揚げる動きが加速し、貿易やコモディティーへのエクスポージャーが大きい通貨が売り込まれた。

新型ウイルスの流行で渡航制限など影響が広がる中、市場では世界経済のリセッション(景気後退)入りは不可避との見方が強まっている。

金利引き下げや流動性供給といった中央銀行の対応や、政府の刺激策発表も市場の安定にはつながっておらず、世界で最も流動性の高い通貨としてドルに資金が流れている。

NABのシニアFXストラテジスト、ロドリゴ・カトリル氏は、世界経済は間違いなく深刻な停滞局面にあり、より大胆な政策措置が予想される」と指摘。「豪ドルやNZドルなど、リスクや成長に敏感な通貨は下落余地がある」とし、豪ドルは0.6000米ドル割れももはや排除できないと述べた。

豪ドルはオーバーナイトで3.9%急落し、2010年半ば以来の下落率を記録。一時2008年終盤以来の安値となる0.62145米ドルを付けた。直近では0.6295米ドル。

NZドルはオーバーナイトで2.8%下げ、2015年以来の下落率を記録。直近は0.6133米ドル付近で推移している。

豪政府は12日、176億豪ドル規模の景気刺激策を発表したが、UBSのエコノミスト、ジョージ・サレノー氏は、景気後退入り回避には不十分と指摘。オーストラリア準備銀行(中銀)が4月に0.25%への追加利下げを実施し、その後量的緩和に踏み切るとの見方を示した。中銀がまずはより強力なフォワードガイダンスを用い、国債買い入れ額を設定するのではなく、国債利回りをターゲットにするとも予想した。

豪10年債利回りは今週、一時0.555%まで低下したが、その後は0.83%に上昇。投資家が利益の出ている資産を売却し、他の資産の損失をカバーしているとの見方が出ている。

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