November 13, 2019 / 3:40 AM / a month ago

シドニー外為・債券市場=NZドル急伸、中銀が予想外の金利据え置き

[シドニー 13日 ロイター] - オセアニア外国為替市場ではニュージーランド(NZ)ドルが急伸、今年最大の上昇を記録した。NZ準備銀行(中央銀行)が、市場の利下げ予想に反して、政策金利を1.0%に据え置いた。

NZドルは、ショートスクイーズで1.1%上昇し1NZドル=0.6405米ドル。市場ではここ数週間、NZ中銀の利下げを見越してNZドルを売る動きが投機筋の間で広がっていた。

次の上値抵抗線は11月の高値0.6466米ドル。

NZ中銀の次回の政策決定が来年2月までないこともあり、投機筋はショートポジションの巻き戻しを迫られた。

ウエストパックのNZ担当チーフエコノミスト、ドミニク・スティーブンズ氏は「今日の決定で、NZ中銀が市場に抵抗することを恐れていないことがわかった」とし「中銀は2月の利下げに前向きなのは明らかだ。我々は以前から、現在の金利サイクルの底が0.75%になると予想してきた」と述べた。

ただ市場が予想する来年2月の利下げの確率は20%にとどまっている。

NZ国債2年物利回りは10ベーシスポイント(bp)上昇し、8月以来の高値となる1.00%。2017年半ば以来の大幅上昇となった。

NZドルは対豪ドルでも上昇。豪ドルは1.2%安の1豪ドル=1.0678NZドル。対米ドルでは1豪ドル=0.6873米ドルで横ばい。

豪州の国内指標はまちまち。11月のオーストラリア消費者信頼感指数は、前月比4.5%上昇した。家計や景気の先行きに対する楽観的な見方が広がり、同4.5%低下を記録した10月から改善した。

一方、第3・四半期の賃金価格指数は前年比2.2%上昇と、前期の2.3%から伸びが鈍化。エコノミスト予想は2.3%上昇だった。

豪政府は今会計年度(2020年6月終了)の賃金の伸び率を2.75%、次年度を3.25%と予想しており、現実とのかい離が浮き彫りとなった。

豪中銀は先週、賃上げペースの加速は見込めないと表明。2021年末まで年間2.3%のペースにとどまるとの見方を示していた。

BISオックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、サラ・ハンター氏は「短期的に著しい賃金上昇は見込めない。中銀は来年初めに政策金利を0.5%に引き下げるだろう」との見方を示した。

指標を受け、豪国債先物は小幅高。3年債は2ティック上昇の99.170、10年債は1.5ティック上昇の98.7250。

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