[10日 ロイター] - 豪 日本時間12時39 前日比 % 始値 分 S&P/ASX200 6,146.300 + 2.500 + 0.04 6,143.800 指数 前営業日終値 6,143.800 10日午前のシドニー株式市場の株価は、ほぼ変わらず。米中貿易摩擦のエスカレー トへの懸念で銀行株や資源株が下落。米連邦準備理事会(FRB)の利上げの可能性が高 まったことも、ヘルスケア関連やIT関連の上昇を相殺した。 S&P/ASX200指数は0200GMT(日本時間午前11時)時点で、1.7 0ポイント高の6145.50。 8月の米雇用統計で、雇用の伸びが加速し、賃金上昇も見受けられたことで、9月の FRBが今年3回目となる利上げに踏み切ることが、事実上確実な情勢となった。 CMCマーケッツの主任市場ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は、雇用統 計が市場に12月利上げの可能性織り込みを促したと指摘した。 ウエストパック・バンキング・コープは0.8%安、ナショナル・オースト ラリア・バンクも0.5%安。 マッカーシー氏は、「特に王立委員会の保険部門への調査を控え、金融株が下落した 。とりわけ保険株が取引序盤、圧迫された」と語った。 QBEインシュアランス・グループとサンコープ・グループがそれ ぞれ、0.8%安と0.5%安。 ロンドン金属取引所(LME)の銅相場が約1%下落したことで、資源株が 打撃を被った。BHPは0.5%安、リオ・ティントも1.3%安とな った。 一方でヘルスケア株指数は0.8%高となり、総合指数を下支えた。医薬品 大手CSLが0.6%高。人工内耳大手コクレアは0.5%高。 (取引時間中のリポートの表は最新の数値です。文章とは一致しない場合があります)