April 8, 2018 / 11:11 PM / 5 months ago

ソフトバンクのリチウム事業参入、小規模鉱山の資金獲得に期待感

[トロント/バンクーバー 6日 ロイター] - ソフトバンクグループがカナダのリチウム開発会社ネマスカ・リチウムに出資し、電気自動車(EV)用電池の主要原料であるリチウム事業に参入したことを受け、銀行からの融資獲得に苦戦する小規模鉱山会社が代替調達先を確保できるとの期待が高まった。

ソフトバンクはネマスカに最大で株式の9.9%に相当する9910万カナダドル(7800万米ドル)を出資する計画を発表。

これとは別に、ネマスカは米プライベート・エクイティ(PE)会社オリオン・マイン・ファイナンスから「ストリーミング」という形態での融資を得るために交渉していることが、事情に詳しい複数の関係者の話で明らかになった。

ネマスカの株価は6日の取引で一時20.5%上昇し、時価総額は5億6600万カナダドルに上った。引けは17%高。

ナミビアでリチウム鉱山開発を手掛けるカナダのデザート・ライオン・エナジーのティム・ジョンストン最高経営責任者(CEO)は「こうした代替融資形態は今後さらに普及すると思う」と述べた。

ストリーミング契約は資源を割引価格で予約販売して、資金を事前調達するタイプが多い。

1人の関係者によると、オリオンはネマスカに追加でデットファイナンス(負債性資金)を供与する可能性があるという。

エイト・キャピタルのアナリスト、デイビッド・タルボット氏はソフトバンクの出資について、「リチウム(市場)の方向性が正しいというお墨付きを得たも同然」と分析。「巨大企業が参入することになる。大半の巨大企業は勝者を売買する」と述べた。

ジョンストンCEOによると、リチウムはオープンな市場で取引されていないため、多くの銀行はリチウム鉱山会社への融資に消極的だ。

EV用電池向けリチウムの需要が急拡大するとの見方から、炭酸リチウム価格は2015年序盤の水準から2倍以上に膨れている。ただ、鉱山会社が生産を引き上げるなか、一部のアナリストは早ければ19年序盤に供給が需要を上回ると予想する。モルガン・スタンレーは21年までにリチウム価格が45%下落すると見込む。

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