March 21, 2018 / 11:58 PM / a month ago

フェイスブックCEO、個人情報巡り「過ち犯した」 対策強化へ

[サンフランシスコ 21日 ロイター] - フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は21日、個人情報利用問題について初めて公にコメントし、利用者5000万人のデータの取り扱いで「過ちを犯した」と認め、アプリ開発者のアクセス制限に向け、対策を強化する考えを示した。

フェイスブックを巡っては、英データ会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)が5000万人以上の個人情報を不正に入手し、2016年の米大統領選でトランプ陣営を有利にするために使われたと指摘されており、欧米当局が調査に乗り出している。

ザッカーバーグCEOはフェイスブックページに、同社は「過ちを犯した。さらにやるべきことがあり、われわれは一層力を入れて取り組む必要がある」との声明を出した。

何が過ちだったかは明確にしていないが、フェイスブック上のアプリソフトウエアを調査するとともに、外部開発者のデータへのアクセスを制限し、ユーザーがこれまでよりも簡単に第三者のアクセスを不可にするツールを提供する計画を明らかにした。

ただ、広告主によるデータ利用が大きく制限されることにはつながらないとみられる。

ザッカーバーグ氏は「開発者の情報アクセスをさらに制限し、他の種類の不正利用を阻止する」と説明。今回の問題を調査している当局者と協力しているとした。

フェイスブックの株価は21日の取引で、ザッカーバーグCEOの声明を受けて上げ幅を縮小し、0.7%高で引けた。

CAは20日、アレクサンダー・ニックスCEOを停職処分とした。英チャンネル4ニュースが隠し撮りした映像で、同氏は米大統領選ではトランプ陣営の選挙活動の最終段階でCAが中心的な役割を担ったと語った。

ただ、個人情報の収集を実際に行った英国の学者、アレクサンドル・コーガン氏は英BBCとのインタビューで、ニックス氏の発言内容に反論するとともに、フェイスブックとCAは自身に責任を転嫁していると批判した。両社はコーガン氏がデータを不正利用したと主張している。

コーガン氏は調査アプリを作成し、データを収集。アプリに回答したフェイスブック利用者は30万人にとどまったが、同氏は回答者の「友達」情報へのアクセスも得たため、5000万人の個人情報を収集できた。

フェイスブックは、利用者が友達情報を共有するのを防止するための変更を行ったとこれまでに明らかにしている。また、今回の問題は情報漏えいには当たらないとしている。

多くのアナリストは、今回の問題を受けて、ユーザーがフェイスブックを利用する度合いに悪影響が及び、同社の広告主への影響力が弱まる可能性があると指摘。

DZバンクは21日、フェイスブックの目標株価を引き下げた。今週に入って目標株価の引き下げは3社目となった。

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