[東京 18日 ロイター] - アスクルは急騰し年初来高値を更新。午前9時45分現在、東証1部で値上がり率2位となっている。同社の吉岡晃社長が17日、筆頭株主でヤフー親会社のZホールディングス(HD)と連携を継続する意向を示したことが好感されている。
アスクルはZHDと個人向け通販事業「ロハコ」を巡って対立した経緯がある。共同通信によると、吉岡社長は17日の決算記者会見で資本関係について「解消は考えない」と述べた。
アスクルは同日、2019年6─11月期の連結決算を発表した。連結営業利益は前年同期比3.3倍の34億6800万円、当期利益は同6.9倍の21億9200万円だった。
市場からは「業績は前年が悪すぎたことによる反動増。ヤフーとの事実上の和解が材料になっている」(国内証券)との声が出ていた。
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