[東京 27日 ロイター] - インバウンド関連銘柄が堅調に推移している。東海旅客鉄道が1.9%高、西日本旅客鉄道が2.8%高、日本航空が2.8%高、ANAホールディングスが1.9%高、資生堂が4.6%高となっている。中国国家衛生健康委員会が、入国時の隔離義務を来年1月8日に解除すると26日に発表し、材料視されている。2020年以来厳しい入国制限が敷かれてきたが、緩和に動き始めた。
市場では、中国政府による規制緩和を受けて、「インバウンド回復の期待から陸運株、空運株などが買われている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。一方、「中国政府が『ウィズコロナ政策』に転換した様子はうかがえるが、中国内の新型コロナの感染者数は急増しており、中国経済減速への影響も気掛かり」(同)との指摘もあった。
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