[東京 31日 ロイター] -
キーエンスが買い気配で始まった。午前9時現在、差し引きで約21万株の買い超過。同社は28日、2023年3月期の年間配当予想を300円に増額すると発表したこと受け買い優勢となっている。従来予想は200円だった。業績や財務状況を勘案し、中間配当と期末配当予想を50円増額の150円とした。
同社が発表した第2四半期累計(3月21日から9月20日)の連結業績は、欧米などで設備投資が堅調に推移する中で売上高は前年比25.0%増の4440億円、営業利益は同22.3%増の2414億円となった。営業利益率は2015年3月期以降、50%以上を維持している。
なお、同社は通期の業績見通しについては公表していない。IBESがまとめたアナリスト20人のコンセンサス予想では、23年3月期通期の連結営業利益の平均値は4728億円。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」