[東京 15日 ロイター] - スノーピークが売り気配となっている。2022年12月期の連結業績予想の下方修正を12日に発表し、手掛かりになっている。純利益予想は前年比9.1%減の24億8000万円に引き下げた。従来の増益予想から一転、減益予想への見直しとなった。従来予想は33億円、前年実績は27億2700万円。
外貨建て仕入れの想定為替レートを当初の115円から135円に変更し、仕入原価の上昇と一部資材高騰の影響を織り込んだ。営業利益予想は同0.8%増の38億5000万円に引き下げた(従来予想は52億3200万円)。
売上高予想は同23.7%増の318億円に引き下げた(従来予想は327億円)。7月にファミリー層の新規でキャンプを始める動きに鈍化が見られ、新規キャンパー向けの高単価商品の販売が減少して全体の単価が下落した。一方、コロナ渦に創造したキャンパーのアクティブ化などで、9月以降の売り上げは当初の成長が維持できると想定している。
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