[東京 6日 ロイター] - バンク・オブ・イノベーションが大幅に続落している。スマートフォンやパソコン向けの新作ゲーム『メメントモリ』でのユーザーによるアイテム購入などの11月課金高が28億円だったと発表し、手掛かりになった。
市場では「伸び鈍化が嫌気されている。アップストアのランキング推移が弱含んでいたため数字自体に違和感はないが、投資家の期待が先行していた」(東洋証券の安田秀樹シニアアナリスト)との声が聞かれる。
配信を開始した10月18日から23日の期間の課金高が18億円だったと速報値を発表した際には、収益が大幅に拡大するとの思惑から同社株は急騰した。10月は18日から31日では35億円。12月分は2023年1月初旬に公表の予定。
同社は日本国内のみで月額課金高5億円以上の規模を最低1年以上推移(年間60億円)させることを目標に掲げていた。「会社計画に対しては堅調」(安田氏)とみられている。
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