[東京 17日 ロイター] - ブリヂストンが続伸している。同社は16日、2023年12月期連結純利益(国際会計基準)が同11.5%増の3350億円になりそうだと発表し、手掛かりになった。IBESがまとめたアナリスト11人による純利益の市場予測平均値3369億円をやや下回ったが、増益・増配の予想を好感する動きが先行した。年間配当は1株あたり200円への増配(前期は175円)の予想としている。
半導体不足の改善に伴い、新車用タイヤの需要回復を想定する。為替の前提は1米ドル123円、1ユーロ133円を想定。原材料やエネルギー費用に関しては上昇傾向が続くとみており「やや保守的」(国内証券のアナリスト)との見方もある。売上収益は前年比1%増の4兆1500億円、調整後営業利益は同5.7%増の5100億円を予想する。
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