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ホットストック:三井住友建設が昨年来安値、一転営業赤字予想への下方修正を嫌気

[東京 17日 ロイター] - 三井住友建設が大幅続落している。同社は16日、2023年3月期の連結営業損益見通しを従来予想の75億円の黒字から一転、125億円の赤字になりそうだと発表し、材料視されている。一時5.4%安となり、昨年来安値を更新した。前期は74億円の赤字。

立花証券の鎌田重俊企業調査部部長は「(建設関連銘柄は)東京オリンピック関連で買われていた反動が出ている中で、さらに資材費などの高騰の影響で利益が出にくい。業績の上向きが確認されるまで買いづらい」との見方を示した。

純損益予想も20億円の黒字から一転、205億円の赤字に見直した(前期は70億円の赤字)。国内大型建築工事での工事損失169億円の追加計上に加え、工程進捗の遅れによる工程回復費用の発生、建設資機材価格の高騰で、完成工事総利益が大幅減少する見込みとしている。売上高見通しは従来予想を据え置いた。

一方、23年3月期末の配当見通しは、従来予想の1株あたり18円から14円に引き下げた(前期は20円)。

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