[東京 20日 ロイター] - 半導体関連株は上値が重い。前日に大幅に下落したものの、反動による買い戻しの動きは限定的となっている。個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、SUMCO、レーザーテックが小幅高で推移する中、信越化学工業、ディスコなどはマイナス圏。市場では「米アプライド・マテリアルズの決算を受け、慎重にならざるを得ない。サプライチェーンを巡る懸念が引き続き重し」(国内証券)との声が聞かれる。
アプライド・マテリアルズが19日に発表した第3・四半期の売上高見通しは62億5000万ドルプラスマイナス4億ドルとリフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の67億3000万ドルを下回った。中国でのロックダウン(都市封鎖)措置によって供給面のボトルネックが悪化し、半導体製造装置に対する需要への対応が妨げられていることを示唆した。株価は引け後の時間外取引で5.1%安の105.10ドルとなった。
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