[東京 30日 ロイター] - 半導体関連株は小幅安での取引で、東京エレクトロンが0.5%安、アドバンテストが0.7%安、ニコンは0.2%安で推移している。米国が求めていた半導体製造装置の対中輸出規制を巡り、日本とオランダが合意したと週末に伝わり、重しとなっている。
市場では、輸出規制は懸念材料ではあるものの「中国以外の事業が伸びれば利益はそこまで落ち込まないのではないかとの思惑で、売りが継続する可能性は低い」(国内証券・アナリスト)との声が聞かれた。
一方、「東京エレクトロンは(前回の決算発表時に)既に業績予想を下方修正しており、規制強化をにらんでいた面もあるのではないか」(別の国内証券・ストラテジスト)との指摘もあった。
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