[東京 30日 ロイター] - 半導体関連株が軟調に推移している。東京エレクトロンが0.7%安、アドバンテストは0.7%安、ルネサスエレクトロニクスは2.8%安となっている。WSTS(世界半導体市場統計)は29日、2023年の半導体市場予測について前年比マイナス4.1%と発表。19年以来4年ぶりのマイナス成長が予測され、半導体関連株の重しとなっている。
市場では、「半導体関連銘柄は先月中旬以降、上昇トレンドにあったため、悪材料をきっかけに利益確定売りが優勢になっているようだ」(国内証券)との声が聞かれた。一方、半導体需要の悪化は想定内との指摘もあり、「売り圧力がどんどん強まっている感じではない」(同)という。
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