[東京 7日 ロイター] - 南海電気鉄道が上げ幅を拡大。西日本旅客鉄道がプラス圏で推移している。関西国際空港が台風21号の被害を受けたことを受け、旅客数の減少などの懸念から売られていたが、共同通信によると、関西エアポート幹部が7日、国際線について8日から一部運航を再開すると明らかにした。空港の早期復旧の期待から買い戻しが入った。
また石井啓一国土交通相は関空のA滑走路について、9月中旬をめどに暫定的に運用を再開する方針を示した。新千歳空港と札幌駅を結ぶJR北海道の在来線についても、午後1時ごろをめどに運行すると表明。空港国際線が再開できるめどを7日中に出すとしているという。
関空の本格的な復旧を前に、他空港における訪日外国人旅行者の代替輸送需要拡大の思惑も広がり、阪急阪神ホールディングスが上昇。全体相場が軟調な中、京浜急行電鉄、京成電鉄、名古屋鉄道が買われ、東日本旅客鉄道が小幅高で推移している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」