[東京 8日 ロイター] - 太陽誘電が大幅反落している。同社は7日、2023年3月期の連結営業利益予想は前期比38%減の420億円に下方修正しており、手掛かりになった。従来予想は2%増の700億円で一転、減益の予想となった。IBESによるアナリスト18人のコンセンサス予想672億円を下回った。
売上高予想は同2%減の3420億円(従来予想は10%増の3850億円)に、純利益予想は同38%減の335億円(従来予想は11%減の480億円)に引き下げた。
各国で金融引き締めが進む中、第3・四半期以降、世界経済の減速が懸念され、パソコンやスマートフォン、データセンターなどを中心とした生産台数の減少や在庫調整などで、電子部品の需要環境は期初想定より悪化が見込まれるとしている。為替前提は1ドル=143円。
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