[東京 8日 ロイター] - 村田製作所が軟調で2%安で推移している。同社の中島規巨社長が、世界のスマートフォン市場のさらなる下振れを警戒していると7日にブルームバーグが報じ、材料視されている。中国メーカー製品の落ち込みに加え、米アップルの「iPhone14」の需要の先行きにも不透明感が増しているという。
市場関係者によると「中島社長の見方を受けて素直に売られている」(国内証券・アナリスト)。不振が続く中国経済や利上げで減速懸念が強い欧米の経済状況を踏まえ、「外需を巡る環境は複雑になっており、グローバル景気に敏感な銘柄群は軟調な地合いが続きそうだ」(同)という。
アップル関連銘柄と目される太陽誘電は1.6%安、TDKは0.5%安となっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」