[東京 22日 ロイター] - 東京ガスが後場に急落している。2025年度までの中期経営計画を発表し、手掛かりになった。「従来5割程度としていた総還元性向について、4割程度を目安としたことが嫌気されている」(国内証券のアナリスト)という。株価は一時6.2%安に下落した。
方針の変更は、財務体質の健全性を保つ一方で、原資を優先的にCO2ネット・ゼロの関連分野などに振り向けるためとしている。2024年3月期の期末配当から適用する。同社は「安定配当を維持しつつ、中長期の利益水準を総合的に勘案し、成長に合わせて緩やかな増配を実現していく」としている。
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