[東京 7日 ロイター] -
武田薬品工業が上値を追い、連日の年初来高値更新となっている。とりわけ目新しい材料は見当たらないものの、相場全般がリセッションを織り込む形で、ディフェンシブ系銘柄に物色の流れが向かっており、その代表格として注目されている。
市場では「米金融引き締め懸念が継続しているほか、その影響による世界的な景気後退が不安視されている現状では、腰を据えてグロース株は買えない。当面はディフェンシブ銘柄が物色の中心になるのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。
薬品株では、アステラス製薬、塩野義製薬、第一三共なども堅調に推移している。
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