[東京 14日 ロイター] - 清水建設は売り気配。13日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の対象になっている7都府県の作業所を宣言終了まで閉所する方針と発表し、嫌気されている。
市場からは「これまで国内の建設工事はあまり止まっていなかった。西松建設に続き、大手の一角が止めたことで他社に同様の動きが広がり、工事全般が停滞する可能性がある。いずれ作業遅延を巡る費用負担の問題も出てきそうだ」(国内証券)との指摘が出ていた。
清水建設は同日、東京都内の同じ建設現場で働いていた社員3人が新型コロナに感染し、このうち1人が死亡したことを明らかにした。
鹿島、大成建設、大林組は軟調となっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」