[東京 8日 ロイター] - 三越伊勢丹ホールディングスや松屋などの百貨店株が堅調に推移している。市場では、「足元で中国経済の持ち直し期待が引き続き支援しているようだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。3―4%高の銘柄が多く、J.フロント リテイリングや高島屋、エイチ・ツー・オー リテイリングは昨年来高値を更新した。
中国では購買担当者景気指数(PMI)など直近の景気指標が堅調で、経済回復への思惑が高まっている。中国を対象にした新型コロナの水際対策緩和を受け、インバウンド需要の回復への市場の期待感は根強い。日本政府観光局(JNTO)によると、コロナ禍前の2019年3月は、中国からのインバウンドが最も多かった。
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