[東京 29日 ロイター] - 米アップルの関連銘柄が軟調に推移している。村田製作所は1.5%安、太陽誘電は2.9%安、TDKは1.2%安となっている。28日の米株市場でアップルは2.6%下落し、その流れで関連銘柄の売り圧力が強まっている。
市場では「中国のゼロコロナ政策に対する抗議の影響がじわじわと出始めた状況。目先は、中国と経済的に結びつきの強い機械関連の銘柄でも売りが強まる可能性がある」(国内運用会社)との声が聞かれた。
前日の米市場では、中国にある主要iPhone生産工場での労働者の抗議を受け、既に逼迫しているハイエンドモデルの生産に一段の打撃が及ぶとの見方が広がり、アップル株の重しとなった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」