[東京 20日 ロイター] - 円安の恩恵を受けやすいとされる輸出関連株がしっかり。トヨタ自動車、ホンダ、スズキ、SUBARU、日産自動車などの自動車株のほか、東京エレクトロン、ファナック、コマツなどの機械株が堅調な値動きとなっている。東京外為市場で、ドル/円が2002年5月9日以来、約20年ぶりの1ドル=129円台で推移する中、物色の対象となっているという。
市場では「円安のポジティブ面・ネガティブ面は全体の地合いによって左右されるが、きょうは前日の米国市場での底堅さが追い風となり、短期的に物色されている」(国内証券)との声が聞かれる。
債券市場では米長期金利が2.95%と高水準で推移しており、日米金利差の拡大が意識され、ドル買い/円売りが一段と加速。ドル/円は4月18日の水準から3円近く上昇しており、今週中に1ドル=130円に到達するとみる市場関係者は多い。
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