[東京 13日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスが大幅続伸している。同社は12日、2023年2月期の連結営業利益予想を前年比29.0%増の5000億円に上方修正したと発表し、手掛かりになった。株価は一時6.1%高に上昇し、昨年来高値を更新した。
従来予想4770億円から引き上げた。IBESがまとめたアナリスト14人のコンセンサス予想の平均値は4832億円で、会社予想はこれを上回った。市場では「3月にはグループ戦略再評価の結果を発表する方針を示しており期待感があるほか、株主還元への思惑もある」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。
円安で海外コンビニ事業の収益が上振れたほか、国内コンビニ事業もプライベートブランド(PB)商品「セブンプレミアム」などがけん引し、堅調に推移している。
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