May 31, 2019 / 12:30 AM / 19 days ago

ホットストック:JDIは大幅高、INCJが追加支援 白山工場休止は懸念材料

[東京 31日 ロイター] - ジャパンディスプレイは大幅高。東証1部で値上がり率上位となっている。30日、筆頭株主のINCJ(旧産業革新機構)から追加の金融支援を受けると発表したことが材料視されている。JDIは保有するJOLED(東京都千代田区)をINCJに譲渡する。譲渡価格は約447億円で、ブリッジローン債務200億円と劣後ローン債務約247億円の代物弁済として譲渡する。JDIはこの取引で2020年3月期に特別利益を計上する予定。現時点では特別利益約200億円を想定しているが、確定し次第あらためて開示する。

INCJは貸付金の一部の代物弁済を認めたほか、750億円を予定していた貸付金などの優先株への切り替えを1020億円に増やすなどして金融支援を拡大。さらに米アップルとみられる取引先も前受け金の返済について一部繰り延べることでJDIと合意、資金繰りを支援する。

JDIの経営再建を巡っては、台湾と中国の企業連合「suwaコンソーシアム」とINCJから金融支援を受けることで合意していたが、台中連合は「事業の見通しを再精査したい」として出資の実行に必要な機関決定を延期、再建スキームに暗雲が立ち込めていた。

市場からは「ポジティブな話ではあるが、全体相場に与える影響は限定的。むしろ、白山工場を3カ月休止との報道があり、電子部品などほかのアップル関連銘柄に懸念が波及しないか心配」(国内証券)との声も出ていた。

日刊工業新聞は31日朝刊で、JDIがスマートフォン向け液晶パネルを生産する白山工場(石川県白山市)の操業を6月から3カ月休止すると報じた。大口顧客の米アップルのiPhoneの販売不振で工場の稼働率が大幅に低下していたとしている。

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