[ワシントン 27日 ロイター] - 米国のチャオ運輸長官は27日、上院委員会で、墜落事故を起こした米ボーイングBA.Nの「737MAX」型機について一部の安全策の導入が必要とされていなかったことに強い疑問を感じると述べた。
同長官は安全策の導入については外部委員会などが検証すると表明。ただ政府がすべての機体の改修を要請するかについては明言しなかった。
委員会ではジョー・マンチン議員(民主党)が、墜落事故を受け世界各国の航空当局が737MAX型機の運航停止を速やかに決定する中で米連邦航空局(FAA)が出遅れた理由の説明を要請。チャオ長官はFAAは「事実に基づいて」決定を行うとし、FAAは新たな衛星データや事故現場の検証結果に基づき運航停止を決定したと述べた。
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