June 25, 2018 / 5:14 PM / 23 days ago

ユーロ圏金融・債券市場=イタリア国債下落、ドイツ国債は上昇 難民問題が影響

    [ロンドン 25日 ロイター] - 
 <金利・債券>                                                             
 米東部時間12時5                                                            
 5分                                                         
 *先物            清算値  前日比   前営業日  コード                        
                                        終盤                 
 3カ月物ユーロ    100.32    0.00     100.32                         
 独連邦債2年物    112.10   +0.01     112.09                          
 独連邦債5年物    132.18   +0.03     132.15                          
 独連邦債10年    162.23   +0.13     162.10                          
 物                                                          
 独連邦債30年    174.80   +0.44     174.36                          
 物                                                          
 *現物利回り      現在値  前日比   前営業日  コード                        
                                        終盤                 
 独連邦債2年物    -0.695  -0.011     -0.684                               
 独連邦債5年物    -0.304  -0.004     -0.300                               
 独連邦債10年     0.325  -0.009      0.334                                
 物                                                          
 独連邦債30年     1.103  -0.014      1.117                                
 物                                                          
    
    ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債が下落する一方、ドイツ国債は値上がり
した。移民・難民問題を巡り、域内の対立が深まるのではないかとの懸念が広がった。
    EUは24日、移民・難民への対応を巡る緊急首脳会議をブリュッセルで開いたが、
ドイツのメルケル首相は、欧州全体での難民問題の合意が困難であることを認め、「2国
間、3国間の協定」で対応する考えを示した。
    こうした中、24日に公表された世論調査結果によると、メルケル首相率いる保守与
党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率が前回から2%ポイント低下
して31%となる一方、最大野党の極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が1%
ポイント上昇して16%と、同社の調査として過去最高となった。長く同盟関係にあるC
DU・CSUは移民政策を巡って内部対立を起こしており、メルケル氏は第4次政権の発
足から100日余りで崩壊しかねない危機に瀕している。
    移民・難民の受け入れ問題自体は市場にとって主要な懸念材料ではないものの、それ
が域内の統合やドイツ国内の政治などに及ぼす影響が不安視されている。同問題は28─
29日のEU首脳会議でも主要な議題となる見込みだ。
    こうした中、24日に行われたイタリア地方選決選投票では、極右政党「同盟」が躍
進した。従来は中道左派の地盤だった選挙区の一部でも勝利を収めた。3月4日の総選挙
ではポピュリズム政党「五つ星運動」が躍進、同盟と中央レベルでは連立を組んでいる。
世論調査は総選挙後の同盟の支持率倍増を示しており、今回の地方選はこれを確認。同盟
が五つ星運動に比肩するまで支持を集めていることが浮き彫りとなった。
    みずほのストラテジストは、移民・難民問題に関し、同盟を率いるサルビーニ副首相
兼内相が牛耳る格好となっており「もし連立政権が崩壊すれば、支持率の高さからして、
サルビーニ氏が次期政権のトップを務めることはあり得る」と述べた。
    通商問題の緊張化や原油価格の値下がりも相場を動かす要因となった。
    イタリア10年債利回りは11ベーシスポイント(bp)上昇し2.
83%。ドイツ国債との利回り格差は250bpと、2週間ぶりの水準に拡大した。2年
債利回りは10bp上昇し1%を突破。2・10年債の利回り格差は2週間
ぶり低水準。
    ドイツ10年債利回りは一時0.30%と約1カ月ぶりの低水準を付
けた。その後は0.32%で清算した。ドイツのIFO経済研究所が発表した6月の業況
指数は101.8で、5月の102.3から低下、1年超ぶりの低水準となった。

    
 (い)

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