[ロンドン 19日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間11時 46分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.40 0.00 100.40 独連邦債2年物 112.02 +0.01 112.01 独連邦債5年物 134.33 +0.01 134.32 独連邦債10年 170.91 +0.07 170.84 物 独連邦債30年 207.04 +0.22 206.82 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.623 +0.005 -0.626 独連邦債5年物 -0.595 +0.001 -0.580 独連邦債10年 -0.340 -0.002 -0.336 物 独連邦債30年 0.154 +0.001 0.156 物 ユーロ圏金融・債券市場では、南欧諸国の債券利回りが上昇した。 世界的にリスク資産が売り圧力にさらされる中で、周辺国債券が売り優 勢になった。 ドイツやフランス、オランダなどの債券利回りはほぼ変わらず。依 然として米中通商協議にらみとなっている。 一方、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの債券利回りは終盤に かけて上昇。世界の株式市場の慎重地合いが波及したという。 DZ銀行の金利ストラテジスト、クリスチャン・レンク氏は「南欧 債券への売りは株式市場の弱さを幾分反映している」と述べた。 イタリア10年債利回りは5ベーシスポイント(bp )上昇の1.35%と、前週付けた2カ月超ぶりの高水準に向かう展開 。 スペインとポルトガルの10年債利回り もそれぞれ2bp上昇した。 コメルツバンクのストラテジストは顧客向けノートで「年末に向け た利益確定売りが大きな課題だ。特に海外投資家はスペインやイタリア での政局不安が高まる中で再投資を避けるだろう」と述べた。 対照的に、ドイツ10年債利回りは横ばいのマイナス 0.33%。フランス10年債利回りも同様に小動きだっ た。 通商面での緊張感が最近のセンチメントに影響を及ぼしている。ラ ボバンクの債券ストラテジスト、リン・グラハム・テイラー氏は、債券 市場が貿易戦争の前向きな展開を期待していると述べた。 トランプ米政権は18日、中国の通信機器大手、華為技術(ファー ウェイ) に対する米国製品の禁輸措置の猶予期間を再び90日 間延長し、米中関係の明るい兆しが示された。 今週は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や22 日のラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の講演およびユーロ圏の製造 業購買担当者指数(PMI)などが注目されている。 (ーからご覧ください)