February 1, 2019 / 5:44 PM / 15 days ago

ユーロ圏金融・債券市場=イタリア国債利回り上昇、経済指標軟調で財政赤字悪化懸念

    [ロンドン 1日 ロイター] - 
 <金利・債券>                                                                      
 米東部時間12時9分                                                                   
 *先物               清算値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 3カ月物ユーロ       100.31     0.00      100.31                           
 独連邦債2年物       111.92    +0.04      111.88                            
 独連邦債5年物       132.98    +0.05      132.93                            
 独連邦債10年物     165.50    -0.17      165.67                            
 独連邦債30年物     185.12    -0.74      185.86                            
 *現物利回り         現在値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 独連邦債2年物       -0.580   -0.019      -0.561                                 
 独連邦債5年物       -0.381   -0.007      -0.374                                 
 独連邦債10年物      0.111   +0.010       0.101                                  
 独連邦債30年物      0.774   +0.022       0.752                                  
 
    ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債利回りが大きく上昇した。製造業部門の
経済指標が軟調だったことで、景気後退に陥った同国の財政赤字が悪化するとの懸念が高
まったことが背景。    
    IHSマークイットが発表した1月のイタリア製造業購買担当者景気指数(PMI)
は業況改善と悪化の節目を4カ月連続で下回り、2013年以来の低水準となった。この
他、イタリア国家統計局(ISTAT)が前日に発表した18年第4・四半期の国内総生
産(GDP)速報値は前期比0.2%減。前四半期の0.1%減に続き2四半期連続のマ
イナス成長となったことで、定義上の景気後退(リセッション)入りが確認されている。

    この日の取引でイタリア10年債利回りは一時2.78%と、19ベー
シスポイント(bp)上昇。2.73%で取引を終了したが、なお14bp高い水準。2
年債利回りは0.43%と、同程度上昇した。ともに約2カ月ぶりの大幅な上
昇だった。
    ラボバンクの金利ストラテジスト、リン・グラハム・テイラー氏は「イタリアが定義
上のリセションに陥ったことが財政赤字に及ぼす影響について、市場では盛んに取り沙汰
されている」とし、「こうした中で発表されたPMIが一段の重しとなり、財政赤字は想
定よりも悪化するとの懸念から市場で警戒感が高まった」と述べた。
    イタリア10年債と独10年債との利回り格差は257bp近辺と
、前日終盤から13bp拡大した。    
    イタリア国債以外のユーロ圏国債の利回りはほぼ横ばい、もしくはこのところの低水
準近辺で推移。独10年債利回りは0.17%と、約2年ぶり低水準近辺に
とどまっている。
    ただドイツでは成長懸念から利回り曲線が平坦化。2年債と10年債の利回り格差D
E2DE10=RRは一時69.70bpと、16年10月以来の水準に縮小した。
    欧州連合(EU)統計局がこの日発表した1月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)
速報値は、前年同月比1.4%上昇と、前月の1.6%上昇から鈍化。一方
、米国では1月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が2018年2月以来の大幅な伸びを
示すなど、連邦準備理事会(FRB)が利上げに慎重な姿勢を示す中でも、経済が基調的
な底堅さを保っていることが示された。

    
 (い)

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